内容説明
時代劇や歌舞伎の興行禁止、検閲、米映画の押しつけ―GHQの文化介入は、今なお日本エンターテインメント界に暗い影を落としている。抑圧とそこから伸し上がった日本の映画人、歌舞伎界の栄光と挫折の全記録。
目次
日本映画の最大の敵役
「戦争をやる価値がある」
『七人の侍』の原風景
歌舞伎一斉に消ゆ
歌舞伎の救世主
『羅生門』と黒澤明
グランプリとストラミジョーリ
日本映画が輸出産業のホープ
日本映画敗れたり
アメリカ映画は娯楽の王様
逃亡製作の急増
『蝶々夫人』はもう沢山
俺は映画の殉教者
疵
アズマ・カブキの海外公演
ガルボのラブレター