内容説明
泥棒・娼婦・乞食等々の煮ても焼いても食えない面々に囲まれたサイゴンの下町生活は驚きと発見の連続だ。日本人の物差しではとうてい計りきれないサイゴンの懲りない人々との格闘の日々をコミカルな筆致で描く。
目次
プロローグ
さよならアメリカ
貴方一人くらい私が食べさせられます
ようこそ、サイゴン第四区というジャングルへ
実録ロンちゃんカフェ
マー妖怪大暴れ
エピローグ
著者等紹介
香西洋一[コウザイヨウイチ]
1957年大阪生まれ。管理教育になじめず中・高時代は「問題児」として扱われる。大検で香川大学に入学するが三日で中退。その後家庭教師・塾経営を経て、渡米。親戚と中華レストランを共同経営する。たまたま行ったベトナムで、運命的な出会いでベトナム人女性と結婚。現在サイゴン(ホーチミンシティ)在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
1
生まれ育ってきた環境から別の環境に移れば、常識も大きく変化する。それが不合理なものであると考えたとしても、文句をいくら述べたところで改善される可能性は低い。それよりは、そのようなものだと思って受け入れることが巧く生きていくために必要な処世術となるだろう。2015/02/22
シトラス
0
どうしようもないなぁ~と思わせる展開。韓国やベトナムなどアジアの国のお母さんの強さをいろんな意味で知ることになった。 強烈過ぎて漫画のように読めた。2013/08/19
meiyermeiyer
0
今週ホーチミンへ行くので読んでみた。4区には近づかないようにしようと心に決めた。2011/11/20
Wanibe
0
日本を飛び出しアメリカで生活していた著者がホーチミンで出会った女性に一目惚れ。結婚しプノンペンでカフェを営んだり、強欲な義母に悩まされたりの奮闘記。出来すぎでは?と思う展開もあるけれど、構成が上手でぐいぐい読める。中表紙の写真は見ない方が楽しく読めると思う。2010/07/14
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- 和書
- 校閲至極