沃野叢書
時祷集 - 歌集

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  • サイズ 46判/ページ数 356p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048764179
  • Cコード C0092

出版社内容情報

うつせみのひかり集めてたまかぎる夕べの色とわれはなりゆく他者からの影響がどんなに濃いものであっても、やはりわたしはわたしであって、わたしの歌はわたしの歌でしかないのであった。哀しいほどにそうであった。16年ぶり待望の第6歌集。

三枝 浩樹[サイグサ ヒロキ]
1946年甲府市生まれ。高校時代に「沃野」入会、植松壽樹に学ぶ。その後、「反措定」「かりん」「りとむ」の創刊に参画、会員となる。2009年「沃野」に復帰、代表となる。歌集に『朝の歌』『銀の驟雨』『世界に献ずる二百の祈祷』『みどりの揺監』『歩行者』。評論に『八木重吉 たましひのスケッチ』。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumicomachi

1
亡き人らを思い、弱さに寄り添い、神の視線を感じて生きる。作者は自らあとがきに書くように「無神論の時代」を生きながら、彼自身は無神論の世界を生きてはいない。その違和を声高ではなく静かな祈りとして差し出しているのがこの歌集の特色だと思う。〈人ひとりいなくなること永遠に解けない謎がまたやってくる〉〈神の手のなかにあるかと思うまで餌を啄みて小鳥はあそぶ〉2017/08/29

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