出版社内容情報
うつせみのひかり集めてたまかぎる夕べの色とわれはなりゆく他者からの影響がどんなに濃いものであっても、やはりわたしはわたしであって、わたしの歌はわたしの歌でしかないのであった。哀しいほどにそうであった。16年ぶり待望の第6歌集。
三枝 浩樹[サイグサ ヒロキ]
1946年甲府市生まれ。高校時代に「沃野」入会、植松壽樹に学ぶ。その後、「反措定」「かりん」「りとむ」の創刊に参画、会員となる。2009年「沃野」に復帰、代表となる。歌集に『朝の歌』『銀の驟雨』『世界に献ずる二百の祈祷』『みどりの揺監』『歩行者』。評論に『八木重吉 たましひのスケッチ』。
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