内容説明
勝林太郎（２６）は、人気韓流ドラマの主人公そっくりな容貌が災いし、いざこざが絶えず失職。一念発起！昔からの夢の政治家を目指し、衆参に続いてつくられた「金」議院の議員秘書に転職するが、自らのミスで大切な法案を危機に追い込んでしまう…。ライバル議員とゴーマン秘書にタカビー記者。勝は逆転できるのか！？―。
著者等紹介
蒲原二郎［カンバラジロウ］
１９７７年静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大学卒業後、海外を放浪する。帰国後、議員秘書となり、政治家を志すも挫折。現在は家業をついでいる。２０１０年３月、第１０回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『オカルトゼネコン富田林組』（産業編集センター刊）で作家デビュー。奇抜な設定を用いながら、笑って泣ける王道のエンターテインメント作品に仕上げる筆力が高く評価されている、期待の新鋭（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ｋｅｉｔｈ
10
金議院という昔で言うところの貴族院の新人議員秘書の物語。コメディタッチで進み、先輩秘書の岡田とのやり取りは楽しいが、もうひとつ入り込めなかった。2014/07/11
α０３５０α
3
おばちゃんパワーおそるべしですね。韓流スターに似ているせいで職も彼女も失ったという設定が面白いです。無茶を言う上司と酷い目にあう主人公という定番の組み合わせも良かったです。最後はちょっと良い話もあり楽しめました。2011/07/02
こじまる
2
馬鹿げた話のようでいて、どこか芯を捉えたような風刺画のようなユーモア。こんな真っ直ぐな政治家達で政治が行われたら真面目に選挙に行くのにOoo2016/03/29
さばお
2
韓流スターにそっくりの主人公。その為、会社を辞めざるを得ない事になり、政治家を目指す事に。てんやわんやのドタバタコメディ。著者の「オカルトゼネコン」のノリが好きなら間違いなく本書も楽します。キムチまみれってｗ2011/08/16
タスボ
2
面白い。主人公が韓流ｽﾀｰにそっくりってとこは少し古るって感じましたが､お話が進むに連れ主人公を取り巻くキャラ達が､個性豊かに動き出しあっという間に読み終えました。政治をﾍﾞｰｽにしたよくあるお話ですが､退屈せずに読めました。又気になる作家さんの登場に嬉しく思います。2011/07/23
