内容説明
猫が本来は食べない物を口にする「誤食」は、家の中で最も多く起きる重大な事故です。開腹手術が必要になることもめずらしくなく、猫の体に大きな負担がかかるほか治療費も高額になります。また、猫にとって有害となる食品や植物、家庭用品もたくさんあり、ときには命に関わることも。誤食・中毒リスクの高い物を正しく知って愛猫を危険から守りましょう。
目次
序章 猫の誤食と中毒(猫の誤食・中毒の傾向を知ろう;口にした?と思ったら、状況別の対応を;誤食時のおもな診断と治療)
1章 猫が食べると危ない食品
2章 猫が食べると危ない植物
3章 猫が食べると危ない家の中の物 誤食編
4章 猫が食べると危ない家の中の物 中毒編
著者等紹介
服部幸[ハットリユキ]
「東京猫医療センター」(東京都江東区)院長。「ねこ医学会(JSFM)」CFC理事。2005年から猫専門病院の院長を務め、2012年に東京猫医療センターを開院。2013年、国際猫医学会からアジアで2件目となる「キャット・フレンドリー・クリニック」のゴールドレベルに認定される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
77
分類645。最近の猫は完全室飼いが浸透。人の生活空間で暮らす猫には危険がいっぱい▽[1章:食品]チョコレート/カフェイン/ネギ/ココア/イカタコエビカニ[2章:植物]ユリ/チューリップ/アイビー/シクラメン[3章:家の中の物/誤食編]ジョイントマット/電池/紐/マスク[4章:家の中の物/中毒編]保冷剤/サプリ/ティーツリーオイル▽品目ごとの索引あり。その他の危険もあり▽ネット情報のみで調べようとする児童生徒が多いので、紙資料として提供予定。禁忌理由や対処方法も書かれている。ふりがなは無い。2021年刊2023/10/30
宇宙猫
14
★★★★★ 殺虫剤で死んだゴキブリの体内には有害物質はわずかしか残っていないので、猫が食べても心配ない。にホッとした。2023/08/30
むさみか
6
よく見る観葉植物にも 中毒を起こすものが一杯で驚きでした 花などもあわせると かなりの数になり え これって何も置かないほうが いいんじゃない とまで思うほど バラ・ガーベラ・ひまわり・ランなど 大丈夫なものも書いてあり ペットを飼う方への贈り物にも 参考にしたいですね2023/07/26
Koji Harasawa
5
大変勉強になったが、猫にとって人間と生きるのは危険しかないと思った。でもお互いに依存しながら生きている部分もあるし、人と猫は面白いな〜。 こちらの注意で防げることがほとんどなので、猫のために気をつけよう。 本のデザインがとても良い!2021/12/19
luadagua
4
猫に危険な物がすべて写真付きで網羅されていて親切。仔猫若猫はなんにでも興味を示して危ないので猫飼いはじめの人にはいい本だと思う。我が家のシニア猫はビニール袋カミカミが仔猫の頃から大好きなので出しっぱなし厳禁。たまに仕舞い忘れていると、「出しっぱなしやで」という顔でこちらを見つつビニールを噛むアピールをするので飼い主よりはるかにちゃんとしている。ごめんなさい、気をつけます。2025/01/13