- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
内容説明
魔王級ヴァンパイア、リュドミナによる突然の生徒会長立候補の理由。それは全生徒に『T(テーブルトーク)RPG』を布教するためだった!?リュドミナを始末すべく学院を訪れていたヴァンパイアハンター・刀儀野祇園が、生徒会室にいる彼女を滅殺しようと刃を向けたその瞬間、異空間へと飛ばされてしまう。そこは、TRPGが大好きなリュドミナの能力により創り出された『TRPGルールが支配する冒険世界』だった。さあ始めよう、奇蹟のセッションを!TRPG“プレイ”小説の賽は投げられた!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
θ(シータ)
25
「きっと、きっと、このままやられちゃったら、ボク、きっとマーマン達の、慰み者に……」TRPG(テーブルトーク・アール・ピージ)を中心としたハウツー本なのかな?あまり、ハウツー本っていう感じはしなかったなぁ。でも、物語のTRPGはまあまあ、よかった。特に竜との対話は凄かったね!ただの言葉のやり取りなんだけどまるで、言葉という武器で戦ってるみたいだった。もう、TRPGの醍醐味がズシズシ伝わってきた。後、どうでもいいことですが自分はクルルが好きですwまあ、次巻も読もうかなと思います。星4つ【⭐️⭐️⭐️⭐️】2015/03/27
トラシショウ。
14
積読消化。人の世に人知れず人ならぬ生き物が生息する現在の日本。人に災いをもたらす彼らを討滅する鶏鳴騎士団(クルースニク)の青年騎士・刀義野祇園に告げられた任務は、名門校に生徒会長として学園に君臨する魔王級ヴァンパイアの少女リュドミナの討滅。しかし彼女はその自覚もなく、全ての吸血鬼が持つと言う「遊技を具現化する力」=「血罪示現(ヴァンピリズム)」で大好きな「TRPG」を具現化した世界での冒険に躍起になっていた。そのパーティに参加させられてしまった祇園とリュドミナ、宿敵同士の冒険が始まる(以下コメ欄に余談)。2018/06/25
METHIE
8
おかゆまさき作品を読むのは久しぶり。 バンバイヤを倒すためにそのバンバイヤが作り出すTRPGの世界で一緒にTRPGをやるというアイディア勝負の作品でした。2014/11/29
葛野桂馬@時津風@ハスター
5
ハウツー本とか宣っていたけど、ハウツーではないな。TRPGがどういうもので、どのように進行していくのかを知っている人には面白く読めたと思う。ただ僕の知っているTRPGは、10面ダイスを2つ使い、99に近いほど大失敗(ファンブル)、00に近いほどクリティカルというものだったから、そこが引っ掛かっていたかな。流石遊戯王世代。(闇獏良とか覚えている人いる?) 2D+1とかGMのダイスロールみたいなTRPGの要素ももっとブチ込んでほしかった。『TRPGしてほしいだけなのにっ!』って感じで読んでいた(笑)2014/12/03
博麗饅頭
5
TRPGリプレイではなく”プレイ小説”。なるほど。作中で主人公が吸血鬼リュドミナを倒すためにTRPGをプレイするという内容。 ヴァンパイアは知能の高さと快楽を求める性質ゆえにゲームになぞらえた能力を使う。その能力がTRPG。協会から派遣された主人公は素で厨ニっぽいセリフを吐くため、それに目をつけたリュドミナがゲームに誘う。 あとがきでも言ってるけど、ハウツー本に近い。TRPGを知ってれば小ネタで笑えて、知らないなら、こんな形式のゲームがあるのかーと遊ぶきっかけになる程度。 まあ面白かった。2014/11/12