内容説明
二十七回もの拷問をうけた『拷問実記』の盗人木鼠吉五郎、大岡越前が裁いた『大岡政談』の「白子屋おくま事件」、安政の大獄で牢屋に送られた吉田松陰。殺人事件、捕物術、牢獄、そして名奉行…。時代劇や歌舞伎に描かれた江戸時代の捕物と拷問・刑罰の世界をおなじみのエピソードを通して、その実像に迫る。
目次
プロローグ 大江戸捕物帳の世界へ
江戸の捕物―召し捕りの現場
「大岡裁き」を読む―南町奉行大岡忠相の虚と実
火付盗賊改長谷川平蔵の実像
「これにて一件落着」―江戸の裁判システム
江戸の裁判機関と仕置き手限
エピローグ 江戸の拷問・刑罰史跡を歩く
著者等紹介
伊能秀明[イヨクヒデアキ]
1953年、群馬県生まれ。早稲田大学法学部卒業。法学博士。法史学専攻。明治大学刑事博物館学芸員、博物館事務長を経て、現在、明治大学中央図書館事務長。「ヨーロッパ拷問展」や文部科学省委嘱事業を手がけるとともに、学術資源や人的ネットワークを生かした生涯教育事業や子供向けプログラム、その他の職務に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- ブラックショコラスキャンダルno.49…