出版社内容情報
北町奉行所与力・彦坂新十郎に遅い春が訪れた。しかし、父を失った娘による復讐の魔の手が「鬼彦組」の面々に忍び寄ってきた!
気鋭の同心軍団「鬼彦組」の活躍する大人気シリーズ9弾!
北町奉行所与力・彦坂新十郎に遅い春が訪れた。しかし、父を失った娘による復讐の魔の手が「鬼彦組」の面々に忍び寄ってきた!
内容説明
臨時廻り同心の田上与四郎の御用聞き・伊勢次が殺された。与力の新十郎は事件の背後に「目黒の甚兵衛」の影を感じるが、甚兵衛は以前確かに自害している…。町奉行所の精鋭たち「鬼彦組」は事件を探索するが、逆に姿が見えぬ敵の標的に―。そして判明する敵の意外な正体とは!鳥羽亮の大人気書き下ろし時代小説第9弾。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。教員等を経て作家に。1990年「剣の道殺人事件」(講談社文庫)で第36回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
122
八丁堀吟味帳 鬼彦組「七変化」9巻。彦坂新十郎さん、鬼彦組の倉田さん、田上さんまで切られて今回は凄い展開でし、新十郎さんとおきくさんの関係ヤキモキしますね次巻は10巻良い展開になるのかな。2015/09/15
いつでも母さん
65
鳥羽作家が今一番脂ののっているシリーズではなかろうか!私は好き!読了後にすぐ次巻が読みたい(笑)新十郎ときくが夫婦になっても、ふねは良い姑でいられるか?そっちも興味深い。今回、お京が親の敵と鬼彦組を狙ったが、この時代って武家だけじゃなく皆、親を大切に思っていたのね~とちょっとだけしんみり。2015/10/08
ぶんぶん
12
【図書館】3巻連続飛ばして読んでいます(貸出中の為)という事で、6巻の「謎小町」を読んでいない、目黒の甚兵衛、お京、まるで判らない。 飛び飛び読むのも考え物だ。 さて、事件は、田上が斬られ、倉田が襲われた、八丁堀の役人たちを襲っているらしい。 姿なき敵に敢然と挑む「鬼彦組」果たしてその正体は・・・やはり、鳥羽亮の良さは、剣戟の良さだろう、真剣勝負の凄まじさが伝わってくる。 でも、新十郎の腕はまだまだ判っていない、本当に強いのか。 図書館だから仕方がないが、連作物は続けて読まなくてはダメですね(笑)。2020/02/19
Totchang
11
表紙の絵は倉田左之助と馬庭念流を遣う戸川仙九郎。それを見て震えているのは利助にほかならない。これにて闇小町事件も解決。それにしても新十郎の隠居した父親は毎日どのように過ごしているのだろうか。隠居って暇でしょうがないと思うのですが。2019/11/25
あかんべ
7
相変わらずの展開2015/10/24