アスキー新書
直江兼続―戦国史上最強のナンバー2

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784048674775
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1221

内容説明

豊臣秀吉の死後、天下統一を狙う徳川家康に対し、「直江状」をもって主君上杉景勝とともに抵抗するも、関ヶ原の戦いに敗戦。会津百二十万石から米沢三十万石に減封されるという未曾有の危機にさいし、「上杉」というお家存続のため兼続が打ち出した経済政策とは?米沢藩発展の礎を築きながら、自身の死後、直江家断絶の道を選んだ男の生きざまに迫る。

目次

序章 直江兼続とはこんな男(エピソードから探る人物像;甲冑から読み解く「愛」の精神)
第1章 名将登場の時代背景(謎の幼少時代;上杉謙信、真実の姿とは? ほか)
第2章 美しきライバル景虎との死闘(対決への導火線;御館の乱勃発 ほか)
第3章 天下人秀吉との出会いと別れ(武田家滅亡;魚津城の死闘 ほか)
第4章 天下人家康との抗争と和解(捏造された上杉謀叛;直江状は偽造されたか? ほか)

著者等紹介

外川淳[トガワジュン]
1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専修卒。歴史雑誌の編集者を経て、歴史アナリストとなる。中世から近代の軍事史を得意分野とする。歴史ファンとともに古城や古戦場をめぐる「歴史探偵倶楽部」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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m

4
真田丸の影響で。景勝の有能な右腕、直江兼続。彼もまた義に生きた人だったんだなぁ。それくらい景勝か魅力的な人物だったのか、兼続が真っ直ぐな性格だったのか。本多正信と親戚関係になるとは知らなかった。上杉家の人間関係がよく分からなかったので他の本を読んで勉強しよう。小説も面白いが、新書で事実を学ぶのも良いものだと思う今日この頃。2016/06/05

さるきち

0
直江兼続について良く調べて書かれている。 それにしても、関が原で徳川家康の敵であった上杉家、兼続が、大坂の陣で徳川方について活躍するとは、知らなかった。 やはり人物が、広く知れ渡っていたのだろうと思う。2017/05/19

愛理ちゃん88

0
兼続は謙信に薫陶を受け、景勝の元、上杉家のために秀吉、三成の豊臣方と懇意を深め、三成が関ヶ原の合戦に敗れたのちは、徳川体制では会津から米沢へと石高を減らされ、苦汁をなめるわけだが、そんな中、徳川家中のナンバー2の本多正信と姻戚関係を結ぶ。彼の一生は波乱に満ちているが、どんな苦難の中でも、しなやかだ。2013/11/20

qualia

0
史実に基づいた人間像を探ろうとしていて面白かった。2009/11/03

しま

0
あの名門上杉家に仕えた直江兼続のお話。戦国時代の名軍師と言われているが、実際は軍略だけでなく、主君に代わり藩内の仕事をすべて任されていた。それだけ主からの信頼も厚かった。関ヶ原の戦いでは盟友石田三成に味方したため、上杉家は減封処分にされたが、その責任を全うすることが素晴らしい。普通なら職を辞したりするが、最後まで上杉家の復興に力を注ぎ、最後は自分の直江家を断絶させるという責任の取り方はなかなかできるものではない。2018/07/12

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