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内容説明
図書館にバニーガールは棲息していない。その常識を覆し、梓川咲太は野生のバニーガールに出会った。しかも彼女はただのバニーではない。咲太の高校の上級生にして、活動休止中の人気タレント桜島麻衣先輩だ。数日前から彼女の姿が周囲の人間に見えないという事象が起こり、図書館でその検証をしていたらしい。これはネットで噂の不思議現象“思春期症候群”と関係があるのか。原因を探る名目で麻衣とお近づきになった咲太は、謎の解決に乗り出す。しかし事態は思わぬ方向に進み―?空と海に囲まれた町で、僕と彼女の恋にまつわる物語が始まる。『さくら荘』コンビが贈る、新たな青春ストーリー。
著者等紹介
鴨志田一[カモシダハジメ]
1978年4月11日誕生。神奈川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寂しがり屋の狼さん
161
咲太くんと麻衣先輩の恋物語🐰ある日、突然自分の存在が認識されなくなる『思春期症候群』の症例のひとつ(T_T)無意識に無視され空気のように扱われるなんて辛いです。人混みが嫌いで独りで居ることがが落ち着く事はあるけれど…それでも誰かと繋がっていたい(><)2020/02/15
よっち
105
図書館で突然出会ったバニーガール先輩は、なぜか周囲に存在を認識されてなくて。。。から始まる不思議系SF青春小説。話の骨子となる思春期症候群は、一応文中で考察されてはいるものの、いまいち分かったような分からないような設定でしたが、周囲からどんどん認識されなくなっていく先輩と、そんな彼女と行動を共にする主人公の不器用なやりとりは、結構自分好みで楽しめました。ただ個人的には未消化な部分はあっても、これは一話完結でも良かったんじゃないかなあと。実際読んでみたらそんなことなかったと思うような、続巻を期待しています。2014/04/13
いーたん
98
タイトル見て『?』どんな内容なん?って思ってました。(表紙の女の子は可愛かったけど)それ故、一年近く積読でしたよ。 読んでみて主人公の咲太は確かに青春ブタ野郎でしたね。いいよ、こういう青春ストーリー。麻衣(表紙の女の子)は可愛かったし。思春期症候群とか、ちょっと変わったテーマだったけど、たしかにそういうのあるあると思いました。ラストの日付けループで2巻へ、がなければ充分この一冊でも満足できる内容でした。それとさくら荘の伊織とかんなに出会えるとは得した気分ですね。2015/03/06
中性色
87
噂に尾びれはつきものだ。というわけで、新作はライトSF付きの青春コメディ。しかしバニーガールチョイスとは、個人的にはメイド服の方が。ただまぁ有名な話だけど、SF系ってシュレディンガーの猫取り上げないと気が済まないのか。しかし、箱と猫の関係はそういうことか。中身は催眠ガスか。それと尻を蹴り合う仲ってなんだよ。個人的には朋絵とかえでが好み。基本的に年下好き2016/11/02
とら
76
「さくら荘」読み終わってないけど新作の方を読む。何よりも主人公が格好良い。こんなに真っ直ぐで、欲望に忠実過ぎるほど忠実で、周りの空気に流されない自我を強く持っているのが凄い。尊敬する。周りからはそりゃ異端者の様に見られているだろうけど、自分を偽っていないという意味ではこんなに純粋な人間はそうはいない。とにかく主人公の起こす行動が爽快である。読んでいて気持ちが良い。キャラクターそれぞれも魅力的で、今後も楽しみ。それにしても、二作連続で青春ラブコメだと思ったらSF要素アリの作品にあたってしまい驚きを隠せない笑2016/02/19
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