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内容説明
東勢大学文学部四号館四階四十四番資料室。そこに収められた妖怪学に関する膨大な文献は、絶対城が師匠であるクラウス教授から引き継いだものだった。ある日、四十四番資料室に、独逸語の手紙と謎のスケッチが届けられる。そこに描かれた妖怪の正体とは何なのか。見事スケッチの謎を解いた絶対城の前に、クラウス教授が現れる。久し振りの再会に話が弾む師弟。しかしクラウス教授は突如、資料室を文献ごと返し、妖怪学をやめるよう絶対城に迫り―!?
著者等紹介
峰守ひろかず[ミネモリヒロカズ]
1981年1月19日生まれ。2008年に「ほうかご百物語」(電撃文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
77
絶対城先輩の師匠が登場。まさかの天狗?!絶対城先輩の生活スキルが意外と高い事も判明。面白かった2023/02/13
あっちゃん
62
ラブコメ的な展開は進んでいるにもかかわらず実際は前に進んでいる気がしない2人(笑)それにしても妖怪学の師匠の力の正体が凄すぎる!私的に絶対無理!想像しただけで鳥肌が( ̄ー ̄)2023/10/18
坂城 弥生
56
今回は、仮怪の話が多かった。天狗や鵺の正体に意外な感じと納得する感じ半々だった。山姥の話も興味深い。私は山姥は怖い老女というイメージが強かったけど、恩恵をもたらすタイプの伝承もあるんだ。と思った。正体を聞くとなるほど、と納得。2021/02/19
つばめ
42
3作目。前作までも面白いけど今作は先輩の過去話も相まってグッと濃密度が増して、天狗とか鎌鼬とかの有名な妖怪の深掘りもされていて更に面白みが増してた。先輩の恩師であるクラウス教授がイケオジでカッコいい。まさかまさかの、あの妖怪の原点の話が住んでる地域に近くて興奮した。自分でも調べてみようかな。妖怪って奥が深い。ただ、心の傷を負った先輩と、体の傷を負った教授の真相はこれからみたいなので早く次を読みたい。礼音との仲もどうなるか??杵松先輩の妬けるね発言の真意も気になる!!2025/02/07
ヒロ@いつも心に太陽を!
40
今回は天狗。天狗は妖怪ジャンルなんだ?と感じつつ「クラウス教授がほんとに真怪の天狗ってオチはありえん」と思ったらトリックがあったわけだが、その真相がこれまた突拍子のない…。それでも「天狗とは実は」という絶対城先輩が語った考察はなかなか面白く読めた。その「天狗の正体」を目の当たりにしたら絶対ひくけどね!個人的に絶対城の語る妖怪学の蘊蓄に興味があって読んでいるシリーズなのて礼音と絶対城先輩の距離が縮まろうが興味はなく、次にきっと書かれるであろう《鬼》がその正体をどのように語られるのかが楽しみ。2014/05/04