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内容説明
炎を吐く竜を使い、カザンの町から脱出した騎士団とクースラたち。港町ニールベルクで各地から逃れてきた騎士団と合流し、起死回生を図ることになる。しかし、ニールベルクにはある問題があった。神の祝福を授ける教会の鐘楼が無いのだ。製造が上手くいかず、作る度壊れてしまうのだと言う。そんな中クースラは、フェネシスの一族の手掛かりを得る。新たな発見に高揚するクースラだが、騎士団から呼び出され、鐘を作るよう命じられてしまう。鐘の製造の失敗、それは即ち、“破滅”を意味していた―。眠らない錬金術師の本格ファンタジー、神に見放された町を舞台にした第5弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
63
カザンからの脱出に成功したものの、向かった先のニールベルクでも攻囲される状態は変わらず。街は鐘がないことで神の加護がないと不安な空気でしたが、クースラとフェネシスにはあまり関係なかったですね(苦笑)普段はクースラがフェネシスをからかう関係なのに、クースラがらしくない選択をした結果訪れたピンチも、いざとなるとフェネシスの方が覚悟が早かったりで、最初の頃からすると強くなって、大きく成長してきたなあという印象ですね。これから二人で北に向かうのかな?ショートのフェネシスも可愛いし、新展開も楽しみにしています。2014/02/12
Yobata
53
フェネシスの呪われし血族の姿と火を吹く竜を使い、カザンの町から脱出し、港町ニールベルクに逃れつく事ができた騎士団やクースラ達。しかしその町にも新型の投石機などを用いた敵軍が取り囲む。味方の士気を上げるためには作ると必ず割れてしまうという曰く付きの教会の鐘の鋳造だった。その鋳造を命じられたクースラ。失敗は即破滅,成功の為には聖女の生贄が必要となり…。カザンからの逃走劇の続き。フェネシスはこりゃ完全にクースラに落ちちゃってるんだねw口づけ期待したりと今回も可愛らしいwしかも弄りがいがあるしw本探しや船中,→2014/02/08
まりも
43
カザンからニールベルクへ。撤退戦はあっさりと成功したがニールベルクで投石器を持った敵に包囲されるクースラたち。奇跡を見せてしまったが故に追いつめられる。今回はクースラとフェネシスの関係が確実に前進した回でした。フェネシスは口づけ期待したりとすごく可愛らしい所もあるけど人間として未熟な面のあるクースラをつき進めさせる力も持っているんだよね。次巻からはフェネシスの一族にまつわるコレドの足跡を追う事に。今後どうなるのか楽しみ。ショートのフェネシスも可愛い。2014/02/09
チェシャ猫
42
このまま フェネシスが女神として崇められ始めて、クースラたちと距離があいて ギクシャクするのかなとおもってたら そんなことはありませんでした。今回はクースラの変化がポイントかな。錬金術士として自分を見失い始めたクースラ。そこにフェネシスが鋭い一言。フェネシス とうとう刀を比喩に使われくらい認められました。騎士の中にもマグダラを目指す人はたくさんいるようです。2014/06/18
ランタン
38
クースラあれれ。フェネシスかわいいが、次は2人旅か。楽しみだ。2016/09/09