出版社内容情報
幽閉された屋敷から、表舞台に返り咲く!
帝国歴144年、帝国内で起こった毒殺事件にかかわっていたことで稀代の悪女として生涯を終えたアリアドネ・ベルネットであったが、目を覚ますとそこは二十年後の帝国。
気弱で内気なアリアドネ・フィルベルン公爵令嬢に成り代わっていた――。
12歳で自ら命を投げ出した彼女の日記にはフィルベルン公爵家の”闇”が綴られていた。
貴女の気持ちが痛いほど分かるわ、アリアドネ――。
彼女の無念を晴らすため、アリアドネ・フィルベルンとして生きていくことを決意する。
同じ名を持つ、正反対のふたりが共につかむ幸せとは!
内容説明
帝国歴144年、帝国内で起こった毒殺事件にかかわっていたことで稀代の悪女として生涯を終えたアリアドネ・ベルネットであったが、目を覚ますとそこは二十年後の帝国。気弱で内気なアリアドネ・フィルベルン公爵令嬢に成り代わっていた―。12歳で自ら命を投げ出した彼女の日記にはフィルベルン公爵家の“闇”が綴られていた。貴女の気持ちが痛いほど分かるわ、アリアドネ―。彼女の無念を晴らすため、アリアドネ・フィルベルンとして生きていくことを決意する。同じ名を持つ、正反対のふたりが共につかむ幸せとは!書き下ろし短編2本収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
帝国内の毒殺事件に関わり稀代の悪女として殺されたアリアドネ。彼女が二十年後の帝国で同じなの公爵令嬢に成り代わるやり直しファンタジー。12歳で自ら命を投げ出したアリアドネの日記に綴られていたフィルベルン公爵家の闇。彼女の無念を晴らすため、同じ名を持つアリアドネ・フィルベルンとして生きていくことを決意する展開で、兄の子を追い出して公爵の座についた事情、実は彼女を慕っていたかつての弟クローゼとの再会もあって、状況を巧みに利用しながら公爵家夫妻を周到に罠にはめていった彼女と周囲を巡るこれからの物語が楽しみですね。2024/01/30
りんりん
5
★★☆2024/02/19
史
3
昨今流行り(もう3年くらい言ってるな)の現代ではない世界からの憑依転生。少し対抗する相手が小物過ぎるけれども、まあ主人公が姉妹を思う気持ちは素敵かな。今後ともキラキラとした関係性を願いたいところです。悪くない。2024/03/18
おかめいんこ
2
綺麗に終わったと思ったけど01ってついてるって事は続くのかな?2024/02/04
菊地
1
悪女として亡くなった主人公が、未来の別人に憑依して運命を切り開いていくタイプの話。 特定キャラの変節に唐突感があるところはあったけど、懐いてくる妹キャラ大好きなので色々と許せてしまったし、この系統の作品としての手堅い面白さはあった。諸手を上げて絶賛とはいかないけど、続きは読んでみたい気はしますね。2024/03/11