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内容説明
求人誌で見つけた「異世界帝国府 皇帝 時給二万円」の募集につられ、異世界で本当に皇帝になってしまった俺―守広好城は即位して早々に蛮族との戦いを歴史知識を駆使して鎮圧し、一躍英雄となった。しかし、安心したのも束の間で平和は長く続かなかった。なんと今度は帝国内に疫病が蔓延し、さらにはこの機に乗じて隣国が帝国の領土を侵略すべく迫ってくるのだった！俺は自らの知識を頼りに策を練るのだが…！？異世界帝国運営記、第二弾登場！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むっきゅー
20
表紙が恋愛ものっぽかったので、違う作品かと見逃しそうになりましたが、本作、あくまで異世界戦記もので最終巻。今巻は、黒死病が流行したため現代知識を活用して封じ込めをするアウトブレークな話と、その隙に国境の鉱山に攻めてきた隣国に対し、戦史の中から使えそうな戦略をアレンジして逆転する話。相変わらず、戦略戦術構築とそこに至るまでの情報収集にページの殆どを使い、実際の戦闘シーンはゲームのリザルト画面見てるみたいに結果のみ。斬新な構成だなー。バイト期間が終了し、現代に戻ってくるラストシーンがとても良かった。2019/05/04
真白優樹
9
帝国内に黒死病が蔓延する中、其の隙を突き隣国が攻め込んでくる最終巻。―――多方面から迫る危機、解決の鍵は知識のみ。 疫病という戦乱よりもある意味で強烈な猛威が襲い来て、更に現実の脅威として大軍勢が迫る。そんな二面同時とも言える危機に好城が挑む今巻。 現代知識を生かし衛生面を改善すると共に、戦術を緻密に構築し、アレンジした作戦で実質的な勝利を掴む。派手ではないけど堅実、そんな独特の面白さがある巻である。何処まで共にいてもいつか来る別れ、だけど彼女は何処までも。二人の未来に幸あらん事を。 うん、面白かった。2019/05/08
Makos
4
本作二巻では疫病の流行とそれに乗じた隣国の襲来に対応することになるバイト皇帝。どうやら今巻で完結のようです。最後の桜エンディングは確かに良かった。2019/05/08
猿山リム
2
「歴史」の知識を活かして異界でブイブイ言わす知識チートどストレート系。 ただ、歴史に刻まれこそしても医学知識が必要な「疫病」を持ち込んだり、戦国時代などの合戦以外のところの戦争をモチーフにするなど、他のこれ系と違いを打ち出してきているのはさすがはベテラン。 ほかの人の感想では「完結」と解釈されているようだけど…著者リストを見ると、他の完結シリーズには全○巻と表記されているのに対し、このシリーズは１～２巻なのよね。 すっ飛ばした期間に何があったのかを語る３巻の出る余地はあるのかなと、期待してみたり。2019/10/17
岩男
1
ぶん投げたなー2019/07/28
