目次
第1章 「子どもを理解する」ということ(障がいをもつ子どもの主観世界に迫る;発達障がいのある子どもと「自己の育ち」;人間発達における感情と認知の問題;今、教師の「子ども理解」と「自己理解」について考える)
第2章 子ども理解を軸にすえた教育実践の試み(ぼく、本当は言いたいことがあるんだよ!―訪問教育で重症児の気持ちを手がかりに;子どもたちの困難をみつめ、ともに考えあゆむ―「ちがい」のいきる通常学級の実践を求めて;自分と学びに自信をもち、胸を張れる瞬間を―日々の学びと共感からつくり出す学習発表会;人間関係づくりを基礎にすえた対話的実践―聴覚障害の子どもと向きあう教師の記録)
第3章 子どもから出発する私の学習指導構想((2位数)×(1位数)から(2位数)×(2位数)へ―小学校算数(三年)「筆算」の学習
みんなで『ぞうくんのさんぽ』の劇をつくろう―小学校特別支援学級(低学年)の国語の学習
ぼくたち/わたしたちの街のお店のひみつを探そう―小学校特別支援学級(高学年)の生活単元・総合学習の授業
「ちがい」を認めあい、学びあう学習指導を―中学校数学「因数分解」の学習
「自分史づくり」をとおして「自分のこと」を考える―知的障害特別支援学校高等学部の学習指導)
第4章 学校の周辺の実践者の声をきく(障がいをもつ子どもを育てる親の思い;子どもの人格を育てる放課後実践―何度も“出会い直し”、本当の願い・悩みを理解する;児童相談所における「相談」の役割―子ども理解としての「相談」を深めよう;学ぶことは変わること―スマイル青年(青年学級)の取り組みから)
著者等紹介
森博俊[モリヒロトシ]
1948年生まれ。障害者教育・臨床教育学研究者。NPO法人障がい児・者の学びを保障する会顧問
大高一夫[オオタカカズオ]
1950年生まれ。都内の養護学校(現特別支援学校)や障害児学級(現特別支援学級)に36年間勤務
横尾澄子[ヨコオスミコ]
1956年生まれ。都立養護学校・特別支援学校に38年間勤務。現在、都立八王子東特別支援学校非常勤講師
天沼陽子[アマヌマヨウコ]
1955年生まれ。都立養護学校、都立高等学校、都立ろう学校などに37年間勤務。現在、都立立川ろう学校(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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