内容説明
本当に“戦後”は終わったのか?人文学の叡知を結集し、いま問い直す。
目次
第1章 優生学的想像力―津島佑子『狩りの時代』を読む
第2章 引揚者医療救護における組織的人工妊娠中絶―優生保護法前史
第3章 生殖管理の戦後―優生保護法成立前の中絶と主体をめぐって
第4章 リブと依存の思想―中絶・子殺し・育てること
第5章 『主婦之友』別冊附録にみる女性の身体
第6章 「肉体」から戦後を再考する―田村泰次郎の「肉体文学」を中心に
第7章 坂口安吾の戦後作品の肉体に見る“主体のゆらぎ”―「白痴」「魔の退屈」「戦争と一人の女」を中心に
第8章 洞窟からクリプトへ―山城知佳子『肉屋の女』を読む
著者等紹介
坪井秀人[ツボイヒデト]
国際日本文化研究センター教授。日本近代文学・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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