内容説明
危険と笑いに満ちた乙女の世界一周旅行――うら若き乙女が2年間をかけほぼ世界一周、5大陸90ヵ国を旅した。かけた費用はたったの150万円という、想像を絶するチョー貧乏旅行。襲われたり、盗まれたり、ストーカーされたり、危険だらけの旅のなかで、著者が出会った人情と笑いとロマンスとは!? 読むだけで元気が出る型破り旅行記。水原希子主演のhuluオリジナル番組の原案。<文庫書下ろし>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
427
20代半ばで、アメリカを皮切りに1人で2年間に90ヵ国を巡った奮闘旅行記。両親なり友人なりに相談すれば、絶対に反対されそうな危険な地域にも踏み込んで行く。でも、けっして無茶をしたのではなく、飽くなき好奇心に駆られた結果、そんな所に行くことになったのである。エチオピアにケニアにウガンダ、はたまたイエメンへ。当然、何度も危険な目に遭っているし、イタリアでは盗難で全てを失ったりもしている。よく無事で旅を続けられたものだと、この人の幸運を祝したくなるほど。なお、本の構成としては前半にハイライトを集めすぎだ。2021/12/10
やすらぎ
170
訪れた5大陸90ヵ国の中から特に印象深かった21ヵ国を綴る。きっとこの世に生きているだけでも奇跡なのかもしれない。人生って不思議。あることをきっかけに大きく変わることがある。突然邁進して、突然止まって振り返ってはまた進む。誰だって消したい過去や秘密くらいある。でもどんな状況でも人は前に進むしかない。人と人は巡りあう。出会うべくして出会っている。それはそれは美しいサバンナの朝だった。この景色をずっと忘れることはないだろう。もっともっと自由に生きていたい。地球の果てに今こうして立っている奇跡を心から感謝する。2022/03/29
ぶち
103
著者の歩りえこさんがインタビューで、「沢木耕太郎さんの『深夜特急』のような旅に憧れ、自分が旅するときにも『深夜特急』を持っていた」、と語っていたのを読んだ覚えがあります。でも、この『ブラを捨て旅に出よう』は、『深夜特急』のような読者を魅了するものとは程遠いものに感じられてしまいました。ストーカー騒ぎ、痴漢、レイプ未遂など、旅行中に遭遇した性的な事件ばかりが語られて、読んでいて旅行の魅力がほとんど感じられないのです。否むしろ、「この人、無謀すぎるわ。私ならこんな旅はしない」と思ってしまったのです。2022/01/21
takaC
72
書いてある事が全て事実なら、やけっぱち行動なんじゃないかという気がするな。2015/04/18
広陵高校何で出たんやと思う26歳キャビンアテンダント・寺
67
相当に面白い!。著者・歩りえこ(旧芸名はリエコ・J・パッカー)は三十路のFカップグラビアアイドルでもある。この人のイメージDVDのサンプル動画を見たらかなりエロくて驚いた(オススメ)。著者の二年間90ケ国ほぼ世界一周の記録。下心だけで読み始めた所、お見事。元来旅行記が苦手な私が思わず笑うほどの面白さ。正味260ページ位で全20章。だからダレが無い。笑いも程よくてファンになった。夏に出る新刊も楽しみ。2013/06/07