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工藤さんちの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
274
身を呈して自分を守ってくれたカルルクに姐さん女房アミルは嫁心がついたのだなぁ。19世紀のユーラシアで生きていくなら命のやりとりは十分あり得ること。大切なもののために命をかけて闘う覚悟は一人前の大人なら皆が持っていたはず。いつ死んでも良い覚悟で生きる。けっして命を軽んじるのではない。命の儚さを知っているからこそ、愛する人はかけがえのないものなのでしょう。その人を守るためなら己が命と引き替えにしても悔いはない。その覚悟を幼い夫に見たとき嫁心はついた。嫁心とは相手の覚悟を同じ気持ちで受けとめるということか。2012/07/01
まりもん
239
1巻が面白かったので2巻も読了。アミルにパリヤさんという女友達が出来た。パンの模様作りを教えてもらったり弓を教えたりと楽しそう。遂にアミルの一族がアミルを連れ戻しに実力行使にやってきた。カルルクの町内の人々の協力で何とかアミルを守ることに成功。カルルクも最後までアミルを守った所を読んで彼も大人になったのかな。2012/06/16
英知@マンガ専用
227
(友)アミルを連れ帰ろうと躍起になる親父殿たちひどすぎる><お兄さんと従兄さんは良い人そうだったけど。カルルク頑張ったね!よくぞ守った!この一件を経て、アミルがカルルクのこと少しずつ意識し始めてて可愛かった!嫁心・・・私はいつ持てるのやらw布支度のお話も良かったです。刺繍の描き込みヤバイ!素敵だった!スミスさんが旅立っちゃったけど展開どうなるのか楽しみ♪2015/05/04
エンブレムT
216
会話がなくても、日々の生活を描いてるだけでも、ワクワクと見入ってしまう作品。それは丁寧な絵のチカラであったり、アミル達の想いの深さだったり、うまく言葉にできないけど時代と場所の持つパワーみたいなモノも大きいのかな。刺繍に関してのスミス氏の言葉「時間と手間と想いと祈り」これは作者の実感なんだろう。・・・・と、感動していたら、あの!あとがき・・・。「私 今 生きてる!!」で思わず爆笑しちゃたよー。感動を返せwww2010/06/19
yoshida
168
緻密な書込みと時代考証に唸る。アミルはパン焼き竈でパリヤと友人になる。アミルの一族がアミルをカルルクから取り戻そうと、カルルクの街を襲撃する。街の人々の結束とカルルクの活躍もありアミルを守りとおす。それをきっかけとして夫婦は心を一層かよわせていく。「布支度」で中央アジアでの布、刺繍、裁縫の貴重性、重要性、多様性を知る。文化面も含め広い楽しみ方ができる作品。面白い!2014/09/04
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