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内容説明
「2週間で1目標」の濃密メソッドで飽きる前に成果を出す。長続きしない人ほど向いている、特訓モードで一点突破の上達術。
目次
第1章 「特訓モード」で飽きる前に成果を出す!
第2章 特訓が研ぎ澄ます「ゾーン」の集中力
第3章 「修業感覚」は日本人の特訓の知恵
第4章 「これも修業だ」式発想が逆境を力にする
第5章 「やる気」が切れない特訓モードのつくり方
第6章 『五輪書』に読む宮本武蔵の「修業」論
終章 「特訓」をワザ化すれば百戦危うからず!
おわりに―「やる気」をワザ化する
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
43
★★★★モチベーションの保ち方あれこれ。たくさんの本からの引用も多くて中盤冗長な印象も受けたが、『五輪の書』『修行』の話あたりからはぐいぐい引き込まれた。古式ゆかしい日本人のメンタリティにあった「やる気のワザ化」だと感じる。引用されていた文献を、片っ端から読みたくなった。2017/10/06
藤森かつき(Katsuki Fujimori)
40
「飽きる前に成果を出す!」っていいね。「やる気がない場合でもやりはじめるしかない」やりはじめないと、やる気はでない。作業しているうちに脳が興奮してきて、作業に見合ったモードになる。「作業興奮」と呼ばれる状態に入ると快感物質が出る。特訓の効能が延々と語られてる。特訓期間の最低単位は二週間、小さなスキルアップの「プチ特訓」なら一週間単位でも良く、一年間続ければ五十以上のスキルアップができる、というのはなかなか魅力的だ。ただ、自分を追い込んでからスタートし、日常性を断ち切る、というのは意外と難しいかもしれない。2020/01/23
井月 奎(いづき けい)
33
人は妙に賢いもので、自らの現時点での能力から夢を見て、そして限界もつくってしまう。しかしどうだろう。人間の能力に限界はあるのだろうか。憧れの人が行っていることはとてつもないことだろうけれども、憧れの人も人は人であろう。著者は根っからの教育者であり、人には限界がないことを、少なくとも今、本人が決めてしまっている限界は破れることを教えてくれる。「特訓」という少し尻込みする言葉で。言っていることは、小さいことから始め、始めたらやりきり、やることは意識する。そういうシンプルなことである。限界、破りましょうよ。2016/05/26
カッパ
20
やる気は出ないことが多く、困っている。齋藤先生は個人的に具体的な案を書いているとこらが好きなのでよんでみた。特訓が大事なことがわかった。負荷をかけてやるしかない状況を作り出す。それが肝なのだと思う。おっしゃる通りに現代の若者は理不尽に耐えきれず心が弱い。それらも特訓や修行で改善されそうな勢いである。ストレスを嫌がらずにクリアしたいきたいと思う。私もやるしかない!2018/10/22
Gatsby
18
本屋さんで目にするたびに、もういいか、と思いつつも買ってしまう齋藤先生の本。今回は、「特訓」とか「訓練」という言葉・考えをキーに、短期間で結果を出したり、結果が出るまでの期間に耐えたりする方法を説いている。いつもながら引用やたとえがたくみなので、すいすい読めて、具体的な方法も示されているため、割とその気にさせられる。実際にどこまで実践に移すかは分からないが、この手の本を書くためのお手本でもある。2011/09/14