角川選書<br> 建礼門院という悲劇

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角川選書
建礼門院という悲劇

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047034457
  • NDC分類 288.44

内容説明

壇ノ浦の合戦で源氏の荒武者に捕らわれ、出家して京の大原の里に篭った建礼門院―。彼女を後白河法皇が訪ねる「大原御幸」では、自分の数奇な人生を地獄・畜生などの六道になぞらえて語る。それは、仏に仕える聖女の祈りなのか、愛欲に生きた美女の懺悔なのか、あるいは愛児の天皇を海に沈めてしまった母の苦悩なのか。好奇の眼にさらされ、さまざまな憶測を呼んでいた彼女に、『平家物語』が語らせたものは何か。建礼門院のつくられたイメージと秘められた謎を明かす。

目次

序章 建礼門院はどこにいるのか
第1章 建礼門院の生涯
第2章 建礼門院の六道語り
第3章 憤る女院、苦悩する国母
第4章 建礼門院説話と小野小町説話
第5章 畜生道と中世の女性説話
終章 その後の建礼門院

著者紹介

佐伯真一[サエキシンイチ]
1953年生まれ。同志社大学文学部卒業。東京大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専攻は中世文学(軍記物語など)。現在、青山学院大学文学部日本文学科教授。著書に『戦場の精神史 武士道という幻影』(日本放送出版協会、2005年第三回角川財団学芸賞を受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)