角川選書
古代史の基礎知識

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  • サイズ B6判/ページ数 345p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047033733
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0321

内容説明

女帝はいつ誕生したのか?発掘された飛鳥池遺跡や富本銭は、どんな新知見をもたらしたか?マスコミをにぎわした話題をはじめ、庶民の生活から制度史におよぶ論点や基礎知識を、時代別に配列したテーマごとの叙述と項目で解説。縄文時代を起点として平安京までの歴史のすべてが一望できる、古代史の流れと用語を知るための基本講座。

目次

1 クニの首長(定住社会の成立;弥生時代の暮らし ほか)
2 王権と国家(ヤマト王権の成立;倭の五王の時代 ほか)
3 貴族のまつりごと(貴族とはなにか;奈良時代の天皇と貴族の争い ほか)
4 人々の生活と信仰・文化(ライフサイクル;勤務と暮らしぶり ほか)

著者等紹介

吉村武彦[ヨシムラタケヒコ]
1945年(昭和20)、朝鮮・大邱生まれ。東京大学文学部国史学専修課程卒業、同大学院国史学専攻博士課程中退。博士(文学、東京大学)。明治大学文学部教授。日本古代史専攻
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感想・レビュー

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6
そうそう、こういう本が読みたかった!読みやすい平易な文章で、重要トピックごとにまとめられていて、参考文献と索引がしっかりしている。手堅くわかりやすいけれど、地味で淡々としているから読み通すのはそれなりに根性がいる、つまり教科書みたいな本。なんだか懐かしい気がしたのは、だからなのね。範囲は縄文から平安中期までという私的ど真ん中、「人々の生活と信仰・文化」の章だけでも本体1700円(良心的!)におつりがきそう。惜しいのは律令制以前への言及の少なさだけど、参考資料がないから仕方ないか。2016/11/27

1
途中まで読んで、面白かったので、新版の方が読みたくなったから購入してきた。なのでこちらは中途終了。分かりやすくて気になるテーマが多くて面白い。2022/10/22

ゆずこまめ

1
平安時代も入っているのが予想外だったけど、読んでおいて損はない一冊。2022/07/23

ねがすぱ

0
原始から摂関期に至るまでを、3人の執筆者によって概観したもの。最終章は宗教史・生活史といったテーマによってまとめられていたのが興味深かったです。日本史の暗黒時代とよばれる紀元2~3世紀の古代国家の形成過程や、法隆寺再建論争など、文献史学と考古学の両面における史料からアプローチしているので、多角的に古代史を理解することが可能です。推古に始まる古代の女性天皇については、一貫して「男性の有力後継者が表れるまでの中継ぎ」としての見解を主張していた点が特に印象的でした。2011/07/31

Akira Yoneyama

0
面白かった

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