仙台・福住町方式 減災の処方箋―1人の犠牲者も出さないために

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仙台・福住町方式 減災の処方箋―1人の犠牲者も出さないために

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794810014
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ここ数年、地震や集中豪雨、崖崩れ、火山の噴火など各地で様々な災害が起きています。明日にも、日本のどこかで大規模な災害が起きても何の不思議もありません。
 宮城県仙台市東部の郊外にある福住町は、40年前に水田のあとに造成された新興住宅地であるため、水害や地震にたびたび襲われてきました。今から13年前に町内会会長に就任した菅原康雄さんは獣医師です。もの言わぬ動物たちの痛みや喜びに寄り添って生きてきた菅原さんは、「この世にただ一つの命」を守ることに敏感です。
 町内会会長としてこれまで、「一人の犠牲者も出さない」という究極の「減災」を旗印に防火・防災活動に力を注いできました。一人暮らしの年配の方や障がいを持つ方など、いざというときに助けが必要な「重要支援者」のリスト作りや住民同士の助け合いをスムーズにするための名簿作成、自分たちで作成した防災マニュアルに基づく防火・防災訓練、さらには仙台市内外の町内会・グループとの「災害時協力協定」の呼びかけなど、そのユニークな手法は「福住町方式」と呼ばれ、全国で注目されています。
 そして、これらの仕組みを根っこで支えているものが、普段の暮らしのなかでのちょっとした声かけや心遣いです。「ごみ出しのときにお年寄りに声をかける」、「通学する子どもたちに挨拶する」など、ご近所同士が交わすごくごくさりげない言葉の積み重ねが町内会全体をゆるやかに結んでいきます。このつながりこそが、災害時、大きな力を発揮します。福住町町内会が何も特別な存在ではありません。隣近所の助け合いは読者諸氏の町でも既に行われていることではないでしょうか。その土壌の上にさらに豊かな「減災」の花を咲かせるために、本書の「処方箋」が参考になれば望外の幸せです。(みよし・あやこ)

【著者紹介】
1947年、宮城県塩竃市出身。宮城県仙台市宮城野区福住町町内会長。菅原動物病院院長。

内容説明

防災とは支え合いです。ある小さな町内会からの重要なメッセージ。自治・共生・支援のありうべき姿がここにある。

目次

第1章 災害に敏感な町―「福住町方式」の誕生(多発する水害と地震―私たちの町;全員参加型の「福住町方式」;東日本大震災、発災)
第2章 日常の活動が原点―1人の犠牲者も出さないために(名簿づくり―減災の第一歩;自主防災マニュアルを訓練する;天水桶で水を貯める;ペットの同行避難―ストレスを軽くする;仙台東部道路の開放)
第3章 防災訓練は祭りだ!(第12回福住防火・防災訓練;チームワークの良さが魅力―訓練を終えて)
第4章 町内会同士のネットワーク(「災害時相互協力協定」を呼びかけ;新潟県中越地震で「押しかけ支援」;初めての協力協定、締結;雪堀りボランティア;広がる地域連携)
第5章 震災の教訓を忘れない(女性リーダーの出番;小規模の弱みが強みに;若い世代とパートナーシップ)

著者等紹介

菅原康雄[スガワラヤスオ]
1947年、宮城県塩竈市生まれ。獣医師。宮城県仙台市宮城野区福住町町内会長。菅原動物病院院長。1971~84年、宮城県仙台市役所に勤務。1985年、菅原動物病院開業。1999年、福住町町内会会長に就任。2005年、「防災功労者 防災担当大臣表彰」受賞。2013年、総務省消防庁長官より「災害伝承10年プロジェクト」委嘱。現在、宮城大学(旧・宮城農業短期大学)、東北福祉大学兼任講師

三好亜矢子[ミヨシアヤコ]
1956年、愛媛県松山市生れ。家庭通信社記者。東日本大震災以後、福島県二本松市の有機農家との交流を行う市民グループ「てふてふねっと」創設、援農ツアー主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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こ~じぃ。。

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動かない行政に頼るのではなく、自分たちだけで動くのでもなく、日頃から出来ることはやり、横とのつながりを大切にする。。 帯にあるように、、「支え合い」2015/07/18

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