角川選書<br> 死者の棲む楽園―古代中国の死生観

角川選書
死者の棲む楽園―古代中国の死生観

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047032897
  • NDC分類 124
  • Cコード C0339

内容説明

仏教が中国に入る前、古代中国の人々はどのような死生観をもっていたのだろうか。長寿延命、不老不死を願う人々が創出した理想郷とは何か。泰山、西王母、蓮莱島などの神話世界や異郷訪問譚から、当時の人々の冥界観と死後の世界を探る。

目次

序章 人間の死と霊魂
第1章 死者霊の棲む泰山
第2章 山上の他界・崑崙山
第3章 海上の他界・蓮莱山
第4章 死者の棲む家と黄泉
終章 死者の棲む楽園

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GEO(ジオ)

3
再読。人は死ぬとどこへ行くのか?死ぬとどうなってしまうのか?人間にとって永遠普遍の疑問であるが、これはもちろん古代中国の人々にとっても同様であったらしい。古代中国人の考え方では死後の世界は山にあり、人は死ぬとどうも山へ向かうと考えたらしい。山が地上のもののなかでは、非常に天に近いからそのような考え方が生まれたのであろうが、地獄も山の上にあるというのは面白い。2016/02/01

Oltmk

0
先秦期以降の古代中国の死生観を調べるために読んだ本。目的となる殷~春秋期の死生観はあまり記されておらず目的を達することは出来なかったが、古代中国全体の死生観を知る事が出来て満足できた。 崑崙山が方士たちによって幻想の存在となっていく過程、神によって生死を左右される死生観、現実に塗りつぶされてゆくあの世の概念などがとても興味深かったです。 2018/02/24

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