内容説明
桃山文化の立役者、千利休の跡を襲って、茶の湯の天下一宗匠となった古田織部は、今日、もっぱら「織部焼」を創始した茶匠として世に知られる。しかし、織部焼=古田織部という図式は、後世に組み込まれた虚像にすぎない。では、なぜこのような通説が生まれたのか?織部とはなにをなした人物であったのか?桃山文化を演出するコーディネーターとして類まれな才能を示し、慶長年間の茶の湯に新奇の流行を巻き起こした武将、古田織部の実像に迫り、その創意の根源を解き明かす。
感想・レビュー
-
- 和書
- 最新公衆衛生学