集英社文庫<br> 沖縄戦いまだ終わらず

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集英社文庫
沖縄戦いまだ終わらず

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  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087453188
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

オスプレイ、米軍基地、集団レイプ……戦後70年が経った今も、沖縄の戦争はいまだに続いている。沈黙を破った戦争孤児たちの言葉から、沖縄の戦後史を辿り日本の現代を逆照射する。(解説/大田昌秀)

内容説明

戦後70年の沈黙を破って、孤児たちが“あの夏”の辛く哀しい記憶を語り始めた。だが、オスプレイ、米軍基地、集団レイプ…沖縄の現状はあの頃と変わっていない。沖縄の叫びはなぜ本土に届かないのか。『僕の島は戦場だった』を改題し、米軍普天間基地の辺野古移設問題が争点だった2014年県知事選挙の原稿を加え、今なお続く“沖縄戦”に迫る。現代日本の歪みを暴く渾身のルポルタージュ。

目次

第1章 「援護法」という欺瞞
第2章 孤児たちの沖縄戦
第3章 「幽霊は私の友だち」
第4章 那覇市長の怒り
第5章 「集団自決」の真実
第6章 沖縄の民意はなぜ日本に届かないのか

著者等紹介

佐野眞一[サノシンイチ]
1947年、東京生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。97年、『旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三』で、第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦―乱心の曠野』で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

54
初読。2015年749冊め。2014年のナツイチ対象本だった「沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史」も読み応えがあったが、改めて沖縄の話は尽きることがないんだなと思わされた。文庫書下ろしの「沖縄の民意はなぜ日本には届かないのか」は2014年の県知事選の裏側がわかる。職業柄と地域柄気になるのが、馳星周著「美ら海、血の海」でも書かれていた「東日本大震災の被災地の状況が沖縄戦と重なる」というところ。戦後70年経つ現在も、沖縄戦の生存者はPTSDに苦しめられている。震災の被災児も高齢者になって発症する可能性 続2015/07/05

佐島楓

49
いまだに地獄のような記憶を抱え、精神に障害を負って苦しんでいらっしゃるかたが沖縄にはたくさん存在する。戦争経験者が全員亡くなってしまう未来は、それはそれで恐ろしいと思う。想像力を失うことほど人間として不幸なことはない。この本はその忘却の危険性を防いでくれる貴重な本となるだろう。2015/07/08

ぐっち

24
沖縄旅行に持っていって、読むのに旅行中かかってしまった。。。集団自決で家族を手に掛けた人へのインタビューが、原爆のように憎むべき相手がわかりやすい話と違って、怒りをどこに向けていいのかわからない。沖縄では、この本に出てきたのと同じ人へのインタビューがNHKのニュースで流れてたり、基地の件が新聞の一面に載っていることにもびっくりした。米軍基地も横須賀や佐世保より全然大きかった。私は長崎県出身で、実家を離れて初めて他の地方の人との原爆教育の差にびっくりしたけど、沖縄と他の地方の差はそれ以上なんだろうと思った。2015/07/25

二人娘の父

10
佐野眞一氏は晩年、その仕事について功罪入り乱れ、評価の難しいジャーナリストではある。しかし個人的には沖縄への「思いの強さ」は嫌いではない。主観的な記述も多く、完全にオーラルヒストリーとして読めない部分もあるが、本書でも貴重な取材を重ねている。特に戦災孤児についての取材は、胸を打たれるエピソードも多く、今後は類書を積極的に読んでみたいと感じた。2022/12/28

Machida Hiroshi

10
佐野眞一さんが、また凄い本を書きました。2013年刊行の『僕の島は戦場だった 封印された沖縄戦の記憶』に加筆・改題した文庫版です。本書には、今、僕が抱えてる問題である本土と沖縄の過去から現在につながる軋轢の歴史があますところなく書かれています。何度も込み上げるものがありました。胸が痛くなります。沖縄戦はいまだに終わっていないのです。解説の大田昌秀さんの言葉を皆さんにも贈りたいと思います。ありきたりですが、僕も全く同意見です。「一人でも多くの人に読んでほしい好著である。」ぜひ手に取って読んで知ってください。2015/06/15

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