出版社内容情報
「すべては愛のため――」
玉堂で突然起こった「無理心中事件」。
亡くなったのは、関係をうわさされていた、妃嬪・馮充依と小海の義兄弟・大海だった。
この事件の調査を頼まれた延明は、時間の問題もあり、桃花の力に頼らず検屍を試みる。
そこで延明は、大きな証拠はつかめなかったものの、大海の遺体にある傷口の違和感にきづいた。
その後、事件について相談した桃花から「玉堂に行きたい」と申し出があり現場を訪れると、
桃花はその違和感の謎を難なく解き明かしていき――。
妃嬪と宦官。身分差のある恋が生み出した、悲劇の真相とは。
後宮にうずまく疑惑と謎を検屍術で解き明かす、
中華風後宮検屍ミステリー!
【目次】