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出版社内容情報
地獄に堕ちた魂を救済するにはどうすればいいのだろうか?
罪もなく奈落の底まで堕とされた少女・櫻。その行方を追い、かつて地上へと逃げ出した俊は地獄へ舞い戻ることを決意する。
命がけで地獄の王の七番目の子、美しき怠惰の姫・ネロのもとへ行き助力を乞う。
しかし、地獄の最下層に送られた亡者の判決は、地獄の王以外には覆せないと聞かされ……。
「ならば、俺が王になる!」
伝説上の名だたる悪人を「駒」として従え、少年は戦う。悪人同士の熾烈な決闘――王位継承戦を勝ち抜く、ダークファンタジー。
邪神も魔王も重罪人も、どんな「悪」だろうと従えてみせる。すべてはアイツの魂を救うために――。
内容説明
地獄に堕ちた魂を救済するにはどうすればいいのだろうか?罪もなく奈落の底まで堕とされた少女・櫻。その行方を追い、かつて地上へと逃げ出した俊は地獄へ舞い戻ることを決意する。命がけで地獄の王の七番目の子、美しき怠惰の姫・ネロのもとへ行き助力を乞う。しかし、地獄の最下層に送られた亡者の判決は、地獄の王以外には覆せないと聞かされ…。「ならば、俺が王になる!」伝説上の名だたる悪人を「駒」として従え、少年は戦う。悪人同士の熾烈な決闘―王位継承戦を勝ち抜く、ダークファンタジー。邪神も魔王も重罪人も、どんな「悪」だろうと従えてみせる。すべてはアイツの魂を救うために―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
41
理不尽な罪で地獄の底に堕とされた大切な少女の桜花の死を覆す為に、かつては地上に逃げた地獄の王の息子・西島俊が、再び地獄へと舞い戻り、地獄の王を目指すダークファンタジー。 地獄の王を決まる戦いは伝説上の罪人同士を戦わせる頭脳戦で、なかなか読み応えがありました。 また、俊に協力することを決めた王の娘・ネロも魅力的でしたし、桜花の死因にも何か秘密がありそうで、続きが楽しみな新シリーズですね。2022/03/26
坂城 弥生
38
夜長姫の話は知らなかったので坂口安吾さんの小説も読んでみたいと思った。2023/02/02
まっさん
33
★★★★ 地獄の王を決める戦いが始まるー地獄の王の百八子として生まれ、地上へと逃げたした少年・俊は、自身にとって唯一の味方であり最愛の少女である櫻が地獄の最下層へと送られた事を知って再び舞い戻る。命懸けで美しき怠惰の姫・ネロに助力を乞うた彼が参加するのは、血肉湧き踊る次代の王を決める戦いで…というお話。 とにかく世界観が素晴らしかったですね。総ページ数は230ページしかなく、お世辞にも一つ一つのイベントにそこまでの厚みはなかったかもしれません。でも、何故かそれらに対して物足りなさを覚える事もなく、最初→2022/08/29
よっち
30
罪もなく死に地獄で奈落の底まで堕とされた少女・桜花。その行方を追い魂を救済するため、かつて地上へと逃げ出した俊が地獄へ舞い戻ることを決意するダークファンタジー。地獄の王の無力な百八番目の子だった俊が、命がけで七番目の子、美しき怠惰の姫・ネロに助力を乞い、伝説の名だたる悪人を駒として絶望の王位継承戦を戦う展開で、召喚されて俊の代わりに戦うエリザベートや夜長姫、モランたちの矜持とその戦いぶりがまたそれぞれ印象的で、そして挿入される桜花とのエピソードから積み重ねられてゆく俊の想いにはぐっと来るものがありました。2022/03/24
のれん
24
愛した女性を救うため地獄の王を決める武闘会に挑むダークファンタジー。 作者としては非常に直球で、キャラの動機も健全でスッと入ってくる。 地獄に堕ちた者たちを使役するというのも中々、鉄板さを選んだ展開。 それゆえにサクサクしすぎな感は否めない。 エリザベート、夜長姫、モラン大佐と作者好みでじっくり一作で熟成できそうなキャラを使うものだからもったいない感も強い。 逆にネロは作者お得意のキャラ像に見せつつ、新境地っぽい作りでもあるので、関係性に期待したい。 個人的に駆け出しとしては微妙だけど、是非跳ねて欲しい。2022/03/25