出版社内容情報
とにかく家が好き! 流行りのアニメやゲームよりも、家を探究することに情熱を注ぐ小学3年生の家村道生が、自由研究のテーマにしたのは「家」。
母親と団地でふたり暮らしの道生は、将来一軒家に住むことを夢見ている。そこで、人気のお菓子「チョコDEパイ」を片手に町内の気になる一軒家を訪ね、家主に交渉し家の中を見せてもらうことに……。大きな日本家屋や緑に覆われたもじゃもじゃハウス、お城のような豪邸、増築しすぎの家、手作りの山小屋など、訪ねた先の家主と交流しながら、道生は自由研究を進めていく。家主のこだわりを詰め込んだユニークな建築造形の魅力と、道生との交流によってまるで息を吹き返したかのような家主たちの心の変化を味わえる人間ドラマを描く。各話にささやかに登場するスイーツにも注目!?
はたして道生の理想の一軒家とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リコリス
25
こう言いたくなるお家に時々出会うけど、こうやって実行に移せたら最高だろうなぁ。お家を見るのが好きな道生君とその家の人たちのやりとりも暖かくていい。人とちょっと違っても自分が夢中になれるものがあってなかなかすごい少年です。2024/07/26
Nao Funasoko
21
友人のSNS投稿で知った一冊。読み始める前から読んでる途中までずっとノンフィクションだと思ってた(笑)。 最後は、ややまとめすぎなきらいもあったけど楽しく読了。コミックエッセイ的なジャンルだとKADOKAWAはアタリ!が多い気がする。 ASCIIのDNAが混じったことが多少なりとも影響してるのかしらん。わからんけど。 2024/02/16
manamuse
19
最近はオシャレな家が普通にあるから前程ではないけど…中見てみてー!って私もよく思ってた。道生君(小3)がまた癒されキャラで可愛らしく、住人とのホッコリなやりとりもいい感じで、それもこれも根回しをした誰かのおかげ。素晴らしい自由研究でした。2024/11/19
Nishiumi
16
家好きの小学生が近所のいろんな家に上がらせてもらう話。ほのぼのしてて良いけど、読んだ〜っていう満足感はあんまりないかな。もう少しぶっ飛んだ家を期待してたけど、どれも想像の域を出ず。なんか真面目な本でした。2024/07/06
P太郎 ̄(=∵=) ̄
14
いろんなお家を見るのが大好きな小学3年生が、自由研究をお家にする。作家の和風の家、ツタ絡まりすぎの家、アメリカンな家、女優の家、トキワ荘的な家、ゴミ屋敷、豪邸…どこの家も住む人の人となりがでていて楽しそうだ🏚️お父さんがいないけど、訪問宅に事前に(こっそり)お願いにいくお母さんが優しい。2025/04/22
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- 和書
- 誰もが別れる一日