激安食品の落とし穴

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激安食品の落とし穴

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046533395
  • NDC分類 498.54
  • Cコード C0036

出版社内容情報

安い食べ物には、安いだけの理由がある!

298円の弁当、3パック57円の納豆……。なぜ、安い価格で食べ物が提供できるのか? そこには、第一次産業からの買いたたき、水増し、添加物による代替など、日本の食文化を脅かす「罠」が隠されていた――。

第1章 弁当―298円、激安価格の謎を追う!
第2章 ファストフード―ハンバーガーはなぜ安い?
第3章 納豆・豆腐―止まらぬ価格破壊、正当な価格はいくらだ?
第4章 たまご―「物価の優等生」ではなくなる時代が来るか?
第5章 ハム・ソーセージ―それ、本当に「肉」ですか?
第6章 惣菜―食卓の救世主となり得るか?
第7章 調味料―食文化を考えるなら醤油や油に投資を!
第8章 日本の「食料自給率」と「食料自給力」を考える
第9章 消費者だけが食のあり方を変えられる

内容説明

その安さにはワケがある!化学の力で1kgの肉が1.5kgのハムになる!?お買い得の煽り文句にだまされてはいけない。日本の食卓を守ることができるのは消費者のあなた自身だ!

目次

第1章 弁当―298円、激安価格の謎を追う!
第2章 ファストフード―ハンバーガーはなぜ安い?
第3章 納豆・豆腐―止まらぬ価格破壊、正当な価格はいくらだ?
第4章 たまご―「物価の優等生」ではなくなる時代が来るか?
第5章 ハム・ソーセージ―それ、本当に「肉」ですか?
第6章 惣菜―食卓の救世主となり得るか?
第7章 調味料―食文化を考えるなら醤油や油に投資を!
第8章 日本の「食料自給率」と「食料自給力」を考える
第9章 消費者だけが食のあり方を変えられる

著者等紹介

山本謙治[ヤマモトケンジ]
1971年、愛媛県に生まれ、埼玉県で育つ。1991年、慶應義塾大学環境情報学部在学中に、畑サークル「八百藤」設立。キャンパス内外で野菜を栽培する。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了後、(株)野村総合研究所、青果流通の(株)シフラを経て、2004年、(株)グッドテーブルズ設立。農産物流通コンサルタントとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スパシーバ@日日是決戦

132
{2015年} 安いものにはそれなりの「安い理由」があって、高いものには存在しないある種の欠落があるものなのだ。「ある商品がえらい安い」と思ったら、「材料の原価を下げる」(品質の低いものを選ぶ)、「人をいじめる」(人件費を下げる、取引先をいじめる)、「ウソをつく」(偽装)のどれかに当てはまる。餃子やハンバーガー(外食店)、298円弁当、納豆や豆腐やたまご(日配品)、の他ハム・ソーセージ、惣菜、調味料などにも触れている。何らかのカラクリがなければあの価格はあり得ない訳ですよ!2015/12/06

ホークス

47
仕事の本。事実を知る事が現状改善に繋がるという考え方と現実的な実証主義に共感した。食品は衛生管理が難しい反面過当競争になり易く、安全を得るには作り手の誠実さを確保する意思が必要だ。又本書に詳しい様に、安過ぎる食品が本来の品位の物を駆逐してしまう現実がある。このままではニセモノしか残らない。安全と品位は流れに身を任せていては得られない。価値観は多様で100%の正解は無くても、自分たちで議論して決める事に慣れる必要がある。簡単ではないが、膨大な「流れに身を任せる故のコスト」を減らす道でもある。2018/02/12

fwhd8325

25
確かに、私たちは安いものを追い求めてしまう。それはここでも一つの例としてあげられている、スーパーマーケットの存在がある。そして、それが結果的に本来ものと違った製品となってしまっている現実。元々、それが当たり前とされれば問題ないのかもしれないが、それでは、あまりにも寂しい。食文化というように、れっきとした文化なのである。個人的には、油が一番の関心事なのだが、たまごも醤油も酢も気になる。安いものを疑っていた時代もあったように思う。どこからか、バランスが崩れてしまったのだろう。2015/12/24

MOKIZAN

24
詰まるところ加工食品は、より大衆の求める型に日々進化し続けているということですね。原形が何なのか解からずとも、「より安く」を求めて止まないお客様達の熱望に応えるため、新たな細工が施されてゆくのは、加工側だけが悪いんじゃないと思う。どちらがというわけではないけれど、「貧すりゃ鈍する」んだな。この本、いやなことばかり書いてるわけではありません。調味料の章はとても興味深かった。横浜町の菜種油は優れものだったんだ、花畑見て良しとしていた。「知久屋」のコロッケとメンチカツは、なんとなく昔の味だなと思ってはいたんだ。2016/03/06

かめぱぱ

22
図書館借りで。何でも安ければいいと買ってしまっていたけど、これを読んだら確かに安いだけじゃダメだなーとか、何で安いのかなーとか考えてしまう。スーパーで表示が気になるし(笑)。食品自給率と力の話も考えるところあり、さらにエシカルなんて知らなかった…。そんなことも踏まえ、ためになること多かったな。2017/03/12

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