内容説明
人気エッセイスト・岸本葉子が俳句をはじめ、悩み、驚き、笑い、学んだ怒涛の日々をリアルに綴る。俳句に興味のある方は必読!俳句にふれたことのない方にも刺激的な、これまでになかった俳句入門エッセイです。
目次
初めての句会
言葉に意識的になる
いろいろな「私」
正直ははじまり
見ていること、見ているように
楽しみと屈託と
類想って何だろう
他者の評にゆだねる
投句この一年
選句この一年
人の営み
切ることを考える―小澤實先生を迎えて
いざ、吟行―八田木枯先生の「三十三区吟行会」に参加して
命きらめく
席題に挑戦
季語の楽しみ
著者等紹介
岸本葉子[キシモトヨウコ]
1961年、神奈川県鎌倉市生まれ。エッセイスト。東京大学教養学部卒業。生命保険会社勤務の後、北京外国語学院に留学し、アジア各国を旅する。帰国後、旅や日常を綴ったエッセイを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうゆうpanda
39
NHK俳句の司会をされている岸本葉子さん。少女のような柔らかい雰囲気で素敵だとは思っていましたが、先日拙句に過分なまでのコメントを頂いたのを切っ掛けに、ファンになりました!!キャリアは私よりも5~6年先輩。最初は季語の理解が足りず、わざと季重なりに作っていらっしゃった。が!なんという研究熱心さ。半年足らずでみるみる上達!参りました。推敲の方法が理知的。どう変えたら読み手に伝わるか、どんな感触になるか。5パターン以上試してみる。それだけの語彙をお持ちなのが凄い。奇をてらいすぎる傾向のある私につめの垢下さい。2017/07/04
真理そら
19
才色兼備の岸本さんは可愛い人でもある。そういう作者の個性がにじみ出た俳句入門本なので楽しく読めた。2018/05/02
純子
12
「はじめました」とのことなので気楽に読んでいたのだけれど、いやいや俳句の世界にはすでにしっかり入っていらっしゃるでしょう!もともとエッセイを書かれている方だし、学歴も大変高くていらっしゃるので、語彙の豊富さや古典文学などへの知識の豊富さがあり、スタートラインの位置が違うよね、と思う。それでいて、ときどき思い込みによる失敗があったり。そういうのをあけすけに書かれているからほっこりもする。句会などの臨場感、句を詠むにあたっての思考の流れなどほんとに正直だし、自分がそこにいるかのようにどきどきする。2024/06/05
Totchang
4
NHK俳句でのご活躍を拝見して、図書館から借り出しました。岸本さんほどの方でもいろいろと試行錯誤をされるのかと、俳句の難しさを感じました。2015/10/25
ちさり
4
わたしも俳句をはじめたので、すごく参考になりました。岸本葉子さんのエッセイは面白くて真面目で共感できて最高です。2013/11/27
-
- 和書
- 沖晴くんの涙を殺して