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出版社内容情報
異世界でワーウルフに転生⇒美少女との主従生活!?
ある日、目覚めたら異世界でワーウルフに転生していた竜之介。しかもワーウルフは人間はおろか他の魔物とも意思疎通ができない種族だった! 超ハードモードな状況に戸惑う竜之介だが――
「……わたしと一緒に、テイムロイヤル、出てほしい」
テイマーを目指す美しいお嬢様・エフデを救ったことで、彼女のパートナーとして生活することに!
しかしこのお嬢様、名家出身のはずが貧乏でバイト三昧と、何やら訳ありのご様子……!?
言葉はなくても心でつながる異世界ワーウルフ転生譚、開幕!
内容説明
ある日、目覚めたら異世界でワーウルフに転生していた竜之介。しかもワーウルフは人間はおろか他の魔物とも意思疎通ができない種族だった!超ハードモードな状況に戸惑う竜之介だが―「…わたしと一緒に、テイムロイヤル、出てほしい」テイマーを目指す美しいお嬢様・エフデを救ったことで、彼女のパートナーとして生活することに!しかしこのお嬢様、名家出身のはずが貧乏でバイト三昧と、何やら訳ありのご様子…!?言葉はなくても心でつながる異世界ワーウルフ転生譚、開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
38
初読みの作者さん。言葉のセンスが独特で、比喩の表現法が面白いかな。中2の竜之介は突然「ワーウルフ」として異世界へ転生。それも他者の発言は理解できるが、言葉を話せないため意思疎通がままならない状態で。途方に暮れる中、人外種テイマーの美少女エフデと出会い、テイムロイヤルという大会に出るのだが…。今回は世界観や人物の紹介というところでしょうか。エフデとのやり取りが微笑ましい。多くの謎を残したまま終わるので、現時点ではこの物語がどこへ向かうかはっきりしません。でもだからこそ、次巻の内容が気になってしまうかな。2020/04/25
星野流人
30
比嘉智康さんおよそ2年半ぶり、4レーベル目での新作。異世界転生したらワーウルフになっていた主人公がパートナーとなる人間の女の子と出会う物語。異世界の世界観も楽しめますし、絆の物語としても胸に響くものがあっておもしろかったです。異世界転生ならではの特殊技能の発揮も、意思疎通ができないと思われているマイナス要素と合わさっていい具合のバランス感覚で楽しむことができました。1冊使ってエフデさんとの絆を描いたので、次巻以降でパリピやエミーナミーナがどう物語に絡んでくるのかが楽しみです。2020/05/06
わたー
16
★★★☆☆あとがきが哀愁を誘う。面白い作品はどんどん推していくから、そんな哀しいこと言わないで欲しい。閑話休題。著者の新作は、人語を介せないワーウルフに転生した主人公と、そのテイマーとなった少女の物語。著者のファンタジーは初めて読んだのだが、例え言葉が通じずとも、自分の窮地を救ってくれた少女のために陰ながら頑張る主人公の姿は、これまでと何一つ変わっていないので安心して読めた。反面、ストーリー展開は軸がブレてまとまりを欠いていたように感じたのが残念かな。2020/05/10
よちたか
15
随分久しぶりな気がしたけど、3年振りか。ついに流行りの異世界転生ファンタジーに手を出したかと思いつつも、随所に作者らしさを感じた。特に転生前の女の子2人とのエピソード辺りは、すごくこの作者っぽいし、この作者にしか書けないと思う。相変わらずのスロースターらしく、この巻だけだと盛り上がりは微妙だったが、先に行く程面白くなる作家だし、是非続きを読みたい。ギャルゴやろーどぐらすのように途中で物語の色をガラッと変えてみせるあのインパクトを我々読者も待っているので…あとがきが毎回切ないけど、頑張れ比嘉!負けるな比嘉!2020/05/05
彼方
13
意志疎通が出来ないとされるワーウルフに転生した竜之介が出会ったのは、テイマーを目指すワケ有りな貧乏お嬢様のエフデ。言葉はなくても心で繋がる異世界ファンタジー。ムカデを踏みつけた直後の厄介女子に告白される…相変わらず癖のある回想から始まる比嘉先生らしい言い回しが面白い。メインストーリーは題材らしく心暖まるもので、コメディでは軽くスレ違いながらも通じていく関係が心地よく。浮遊大陸と地上世界の細かい設定やら植物状態だったパリピさんとむかりんの絆と…色々引き込まれて良かったのですけど…やはり打ちきりで残念…。2022/05/20