内容説明
俳句は切れと断定の文学。単純にして余韻のある俳句を作るための心得とはなにか。韻文精神を重んじる著者が、一句にあれもこれも盛りこもうとする散文的傾向を排し、原句の問題点を指摘。きめこまやかな添削を通して、句作の骨法を具体的に伝授する実践的入門書。月別基本季語４００選つき。
目次
春
夏
秋
冬
新年
月別基本季語四〇〇選
著者等紹介
宮津昭彦［ミヤツアキヒコ］
昭和４年、横浜市生まれ。２０年、大野林火に師事。２７年「濱」同人。「俳句は心の記録」という林火の言を信条に、抒情を俳句の本質、ものに触れて作る態度（すなわち写生）を方法とする。句集に『遠樹』（平成９年第３７回俳人協会賞）など。「濱」副主宰。（社）俳人協会副会長
山田弘子［ヤマダヒロコ］
昭和９年、兵庫県和田山町（現・朝来市）生まれ。高濱年尾・稲畑汀子・京極杞陽に師事。５５年「ホトトギス」同人。平成７年「円虹」創刊主宰。（社）日本伝統俳句協会理事、大阪俳人クラブ会長。日本伝統俳句協会賞、兵庫県文化賞。平成１１年より沖縄宮古島の子ども俳句指導に携わる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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