あきらめない。―最後の最後まで逆境に立ち向かった「男・村田の流儀」

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あきらめない。―最後の最後まで逆境に立ち向かった「男・村田の流儀」

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046042446
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「勝ちたい。でも勝てない」
プロ入団9年で最下位7回の横浜で不動の4番としてチームを牽引。
「優勝したい」
その一心で巨人に移籍を決意し、移籍1年目で優勝を経験。
その後もレギュラーとして活躍を続けるも、『若返り』のチーム方針で
戦力外を突きつけられ……

家族のために、チームのために。
勝利を目指して走り続けた『男・村田修一』の波乱の野球人生を初めて振り返る。

●オレはバッターで勝負する! 松坂との対戦で、自分の生きる道が決まった

●勝負は勝たないと意味がない。 準優勝ではダメ、銀メダルはもういらない

●守備に対する苦手意識はプロに入ってからもつきまとった。
 実は引退するまでずっとそうだった
 「できれば打球が飛んでこなければいい」と思っていた。

●二軍でこの作業に取り組まなかったら僕が再び一軍に上がることも、
 15年間もプロ野球でプレーすることもできなかったかもしれない

●九番に下げられたとき「九番の次は何か、わかるか?」と聞かれ「一番です!」と
 答えて「バカヤロー、ベンチだろ!」と怒られたのも牛島さんだった。
 あのときは「えぇ! ベンチもあんの?」と思ったものだ

●それまでは自分のことばかり、欲ばかりを追いかけていたけれど、長男が生まれたときから
「誰かのために」と考えるようになった。
自分が守らなければならないものができたことで、カッコいい父親でありたいと思った

●試合前にはいつも、「おえっ、おえっ」とエヅくような緊張に襲われる。
 プレイボールがかかる数分間に決まって「それ」がやってくる

●独立リーグでの待遇はジャイアンツ時代とは比べものにならない。
 小学校の校庭で練習することもあったし、練習で使う硬球にはビニールテープで補修してある

内容説明

後悔なのか?満足なのか?届かなかった「あと135本」。「語らない男」が現役最後に語った本音。

目次

第1章 ジャイアンツの最後の3年
第2章 松坂大輔の背中を追いかけて
第3章 四番打者の仕事
第4章 日の丸の重みを感じて
第5章 人生最大の決断で得たもの
第6章 野球人生に後悔なし

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

21
現役に拘り、最後まで足掻いた事を赤裸々に綴った記録が清々しい。野球少年だった彼の心根が、美しくもある。自分が必要無いと宣言される事が、どんなに心が折れる出来事か?ぼくらには理解しようが無い。優勝に飢えて巨人に来たのが、彼の選択としては残念な引退を生んだ。ON時代から巨人ファンだったが、江川の空白の一日、KKの未だに残る心の分断を生んだ事、あれも欲しいこれも欲しい症候群を見てくると巨人ファンを継続できない。いまや楽天と並び最も必要のない球団となり下がった巨人。ただ村田氏に指導者として大いに期待する! 2020/10/17

佐藤光弘

4
横浜、巨人で活躍し、独立リーグの栃木に移籍後引退。 戦力外通告を受けた選手の引退記念試合を開催されるのは異例中の異例。 しかも、対戦相手はフリーエージェントで別れを告げたはずのベイスターズ。 彼の背番号25を引き継いだ筒香嘉智、岡本和真。3チームの「背番号25」を背負った息子さんたちから花束が。 そのセレモニーを見ながら思った。 「FAで出て行った」という短絡的な見方をずーっとしていていいのか。 球界を代表する強打者の想いが綴られる。 悩み抜いた本人にしかわからない赤裸々な語りに吸い込まれる。2019/09/04

surapong

3
村田氏自身が自分に言い聞かせていると思われる自伝。私自身は海外居住が長く、この村田選手のことも全く知らず。村田氏は巨人・高橋由伸監督の時にクビになり、原監督再来にて巨人コーチに要請され巨人に戻った。先に読んだ広岡達郎の著書内でも「高橋由伸・巨人監督」はぼろくそだった(実際に戦績も)。なるほど高橋由伸ダメ監督で不運にも2千本達成間近で叶わなかったのか、とわかった次第。2019/09/28

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