内容説明
嬉野エッセイ3部作、ついに、完結!
目次
其ノ壱 奈良を旅する
其ノ弐 サバイバルファミリー、それは、私たちの未来だった
其ノ参 ステイホーム
其ノ肆 62歳
其ノ伍 秘儀、自分で自分に命令する
其ノ陸 映画「もち」
其ノ漆 えだまめ
其ノ捌 ビスケット
其ノ玖 とうちゃんの財布
其ノ拾 白と茶
著者等紹介
嬉野雅道[ウレシノマサミチ]
1959年生まれ。佐賀県出身。「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)のカメラ担当ディレクター。愛称は「うれしー」。ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、文化庁芸術祭賞優秀賞など多くの賞を受賞したドラマ「ミエルヒ」では企画を担当し、福屋渉氏とともにプロデューサーも務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
読書素人本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
81
Kindle。うれしーの文章は何故か読んでいて落ち着く不思議な文章。長年番組サイトで視聴者の投稿に返信していたからか心地よさがある。本作は3冊目となるエッセイ集。旅の話や身の回りの話など、どうでしょうの話は少なめ。還暦を過ぎて今後何をするのか。緩めに追っていきたい所。2023/02/01
安瀬内喬
3
嬉野先生のエッセイ。3作目。3作目から読んでしまった。 文は人なり。なんだか肩の力が抜けたり、涙したり。 「もち」は見なきゃ。2021/09/06
Shun
3
うれしー念願の「ただばたらき」。僕も小松さんの帯同様、奈良旅行の顛末がすごく好きです。ただ鹿せんべいをあげるという話をあんなにも緊迫感あふれる描写で描けるのはさすが嬉野先生。今回はステイホームもあって奥様の話がちょっと多めかな?若かりし時代の嬉野ご夫妻の写真があったのにはニヤッとしたが、わりと最近奥様にたいへんなことが起こっていたことを初めて知ってそこだけは衝撃でした。2021/02/04
AMOROS
2
こんな年の取り方をしたい。エッセー2021/06/26
rubbersoul
1
「そんな話を聞くと、この世界には、自分がその存在を知らないときから、自分を待っている存在があるように思えてくる。だから人間は、自分を待っている存在の在り処へ、どこまでもたどり着いていこうとするべきなのかもしれない。だが、たどり着くためには、彼のように辛抱強く、どこまでも流れていく以外には方法はないのだと、改めて教えられるようで、彼のたどってゆく人生の話を聞いているうちに、私には生きてゆくことの甲斐がそこに見えてくるようで嬉しくなる」2021/02/24