出版社内容情報
失われた20年を経てついに日本企業大躍進のときがきた!かつての日本企業は「ナンバーワン」を目指すビジネスモデルに則った戦略をとっていたが、「失われた20年」を経てすでにこの戦略が破綻したのは明らか。
得意としていたデジタル分野でも中韓企業に大きく水をあけられ、多くの日本人が自信を失った。
しかしこの20年の間、日本企業はただくすぶっていただけではなく、ナンバーワンからオンリーワンへの戦略転換に成功していたのだ!そして2030年代には日経平均10万円時代を迎える……
平成後の新時代に再び飛躍する準備が整った日本経済。その現状と将来の展望をつぶさに解説する一冊
第一章 新天皇即位が日経平均三万円をもたらす●好調なファンダメンタルズでなぜ株価が急落したのか/米国株がバブルではない四つの理由/市場の需給が急変したのはなぜか/横ばいが続いた平成の日本株式市場/平成という時代をどう評価すべきか/アップサイドの過小評価が二〇一八年最大のリスク/日本経済の成長は「悪」だとでも言うのか/今も昔も日本の株価はミスプライシングである
第二章 「失われた二十年」は発展のための準備期間だった●/ナンバーワンなど意味がない/オンリーワンへの転換がもたらす高収益/日本企業はいったい何で稼いでいるのか/希少性で価格支配力を強める日本の技術/三つの技術分野を兼ね備えた日本企業/経営手法に正解はない/日本を救う「すり合わせ」/イノベーティブな組織であるための究極は人間関係/人口減少を補うための外国人観光客/オンリーワンの観光資源/アジアで唯一西洋文明を咀嚼できた国
第三章 失業時代をどう乗り切るか●/情報化・技術革命が私たちの生活にもたらすもの/新しいライフスタイルの確立/第二次産業革命始まる/生産性が向上しても雇用は失われない/情報化・技術革新がもたらすライフスタイルの変化/新時代に向けて企業がやるべきこととは/今後のビジネスのヒントは「遊び」/ヒマとカネがあったら人々はどうするかを考える
第四章 日本経済を左右する米国経済の伸び代●/トランプの強硬姿勢が生み出した東アジア情勢の急展開/米中貿易戦争がすべての軸に/トランプ大統領が誕生した必然/米中疑似貿易戦争の行方
/戦後最長を目指す米国の景気拡大に死角はないか/トランプ大統領は中間選挙を乗り切れるのか/トランプ経済政策の合理性/ドル高で強まるトランプ政権の基盤/ドル高は中国を封じ込めるためのキーポイント/トランプ政権の最大の受益者は日本/ドル高は続く/かつて米国の牙に倒された国/再び重要性が高まる日米安保体制
第五章 日経平均株価四万円のロードマップ●日本株は底をみた/二〇一八年を通じて壮大な株高局面に/財政赤字は大した問題ではない/大きく変わるライフスタイル/圧倒的に正しいのは楽観論
武者陵司[ムシャリョウジ]
著・文・その他
内容説明
驚異の先見性を誇る経済アナリストが語る日本経済の「未来の年表」。
目次
第1章 新天皇即位が日経平均三万円をもたらす(好調なファンダメンタルズでなぜ株価が急落したのか;米国株がバブルではない四つの理由 ほか)
第2章 「失われた二十年」は発展のための準備期間だった(ナンバーワンなど意味がない;オンリーワンへの転換がもたらす収益 ほか)
第3章 失業時代をどう乗り切るか(情報化・技術革命が私たちの生活にもたらすもの;新しいライフスタイルの確立 ほか)
第4章 日本経済を左右する米国経済の伸び代(トランプの強硬姿勢が生み出した東アジア情勢の急展開;米中貿易戦争がすべての軸に ほか)
第5章 日経平均株価一〇万円のロードマップ(日本株は底を見た;二〇一八年を通じて壮大な株高局面に ほか)
著者等紹介
武者陵司[ムシャリョウジ]
株式会社武者リサーチ代表。ドイツ証券株式会社アドバイザー。ドイツ銀行東京支店アドバイザー。1949年長野県生まれ。1973年横浜国立大学経済学部卒業。大和証券株式会社入社後、企業調査アナリスト、繊維、建設、不動産、自動車、電機、エレクトロニクスを担当。大和総研アメリカでチーフアナリスト、大和総研企業調査第二部長を経て、1997年ドイツ証券入社。調査部長兼チーフストラテジストを経て、2005年副会長に就任。2009年7月株式会社武者リサーチ設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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