黄昏三国志―孔明以後の英雄たち

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黄昏三国志―孔明以後の英雄たち

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046011435
  • NDC分類 222.043
  • Cコード C0022

出版社内容情報

乱世を勝ち抜いた英雄たちが興した王朝は、彼らの死後なぜあっさりと自滅したのか? 知られざる三国志の「その後」は、現代に通じる「守成」(必ず停滞を迎える組織の維持・活性化)のための教訓に満ちていた!

内容説明

『三国志』は、その結末にこそ生々しい人間ドラマが満ちている。蜀、魏、呉―それぞれの王朝の後継者たちは、どのような運命をたどったのか。これまで語られることのなかった三国を継いだ英雄たちの物語。

目次

1 蜀―滅亡への道(孔明の遺志を継いだ蒋〓(わん)
費〓(い)の登場 ほか)
2 魏―簒奪への道(台頭する司馬懿;司馬懿の対抗馬 ほか)
3 呉―転落への道(暗君と化した晩年の孫権;諸葛恪の栄達と転落 ほか)
4 晋―自滅への道(恵まれた滑り出し;骨肉の争いから再び乱世へ)

著者等紹介

守屋洋[モリヤヒロシ]
1932年、宮城県生まれ。東京都立大学中国文学科修士課程修了。SBI大学院大学経営管理研究科教授。中国古典に精通する第一人者として、著述・講演などで活躍。研究のための学問ではなく、現代社会の中で中国古典の知恵をどう取り入れるべきなのかを語り、難解になりがちな中国古典を平易な語り口でわかりやすく説く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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竹園和明

17
魏・呉・蜀それぞれの末路を克明に綴ったマニアックな作品。三国志関係の本は蜀の諸葛亮孔明が亡くなることろで終わる作品がほとんどだが、人材が乏しくなってから三国がどう歩みどう滅んだのかも興味をそそられる。この作品は三国横並びの進行ではなく国ごとに縦の流れで記載されているので理解しやすかった。魏の司馬一族の、その情け容赦ない簒奪と殺戮の徹底ぶりはハンパなく、これが中国という国の根本的な気質なのではないかと恐しさを感じた。また呉は、権力争いが絶えず簡単に瓦解。リーダー育成の環境の大事さを感じた。2015/12/20

14
アマプラで大河ドラマ2年分の長さの司馬懿軍師連盟見てるのでそのお供に。メジャーどころが死んだ後も、権力闘争は続くし能力ひっくいなあ…って感じのやつほどやることがえげつねえというのはドラマからも嫌になるほどわからさせられてるところ。あんなに能力高くて謙虚な司馬懿が老害となってボッコボコ3万人族滅させちゃうんだから、その子孫共が八王の乱起こすのもしょうがないんだな…。宮廷の権謀術数が凄まじすぎて、孔明がすんごい小物に見えたし、ピンクの女物の着物なんぞ余裕で着れちゃうやつだった。2022/07/31

BIN

8
孔明死後の三国志+西晋の滅亡までを簡単に記載。三国志と晋書からのまとめで特に目新しいことはないものの、蜀滅亡時の魏軍の侵攻経路の図があるなど図があったところはありがたかった。蜀滅亡時に奮闘した羅憲やら霍弋やら傅僉とかも書いて欲しかった。2016/07/27

kanki

6
とても読みやすい。驕り、内乱を招く司馬炎、孫皓。謙虚さを忘れちゃダメだ。2020/09/24

遊未

6
その後は大体知っていましたが、比較してみると周囲も認める凡庸でかつて趙雲が命をかけて救ったことがやり切れない気になる阿斗(劉禅)が一番上手く国を畳んだような…。魏軍の侵攻図がわかりやすくなっています。 謀には陰陽があり、どう読んでも陽も諸葛孔明、陰の司馬懿でしょうか。でもやっと晋ができた呉が滅びたときは司馬炎。2019/05/10

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