内容説明
初代神武天皇から今上天皇まで百二十五代つづいた天皇家の歴史には、女帝や幼帝の登場、南北朝の対立のほか、皇統断絶の危機もいくたびかあった。歴史の表舞台に見え隠れしながら皇室の伝統を守り抜いた歴代天皇の系譜・事績・事件・逸話などを網羅した完全保存版!
目次
初代 神武天皇―日向からの東征伝承に秘められた歴史的背景
第10代 崇神天皇―崇神天皇は始祖王か?事績の「作為性」を検証する
第11代 垂仁天皇
第12代 景行天皇
第13代 成務天皇
第14代 仲哀天皇
第15代 応神天皇―初期ヤマト政権の権力闘争に勝利した最高首長
第16代 仁徳天皇―聖帝といわれた「俗世」最初の天皇を検証する
第17代 履中天皇
第18代 反正天皇〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
terve
28
『歴史読本』を再編集し、文庫版にしたもの。歴代125代の天皇を完結に解説したもの。日本の長い歴史を感じますね。2020/09/05
姉勤
26
「ご譲位」近頃かまびすしい日本の、象徴とカテゴライズされてのこの問題。数ページにまとめられた歴代天皇のプロフィールを簡潔に。(大事業、エポックメイキングした天皇はさらにページを割いている) 読後の印象は、鎌倉以降でも思ったより上皇となった天皇の多いこと。そして幼少で即位、早逝された方もまた多いこと。重祚(再度皇位につくこと)、兄弟、女性天皇、養子、親戚、血縁さえ確かなら、結構自由なこのつながり。そして非情な退位。政治そのものか、政治利用を能動に受動に、千数百年。曖昧のまま、先送りも悪くない手だと思う。2016/10/21
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