内容説明
持続的に成功するための戦略の原則を徹底解説。国内外15社を5フレームで比較・分析!
目次
Prologue 潰れない会社はない
1 会社の戦略を読む―タテとヨコの戦略
2 変わる顧客を基軸にする―エルメスと三越の顧客戦略
3 シーズを生かして差異づくりをする―花王とアップル、ソニーの差異化戦略
4 ライバルに競り勝つ―アサヒビールとキリンビールの競争戦略
5 限られた資源を集中させる―GEとシャープ、フィリップスの資源集中戦略
6 人づくりに力を注ぐ―トヨタ自動車、ファーストリテイリング、グーグルの組織化戦略
7 戦略をさらに深く読む―持続的成功の原則
著者等紹介
松田久一[マツダヒサカズ]
ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役、日本マーケティング研究所取締役会長。1956年兵庫県生まれ。1980年、同志社大学商学部卒業後、日本マーケティング研究所入社。情報家電産業、食品・日用品業界でのリサーチ、マーケティング及び戦略経営の実務を経験。1991年にジェイ・エム・アール生活総合研究所を設立し、日本を代表する企業のマーケティング課題、戦略課題のソリューション(解決)に取り組んできた。主な活動領域は、食品、飲料・酒、化粧品・日用雑貨、輸送機器、家電・情報通信、流通など、生活者と接点を持つ業界が中心(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アルカリオン
8
全体的にはイマイチ。ピント外れのコメント・視点が目立つ。読後に著者が経営学者でなくマーケティング会社社長だと知り幾分納得した▼フィリップスの撤退事例はなじみがなく、興味深かった▼フィリップスは1987年に液晶パネルの生産を始めたが、1999年にLGエレクトロニクスとの合弁会社として切り出した。その後2007-2009年にかけて同社株式を売却し、手を引いた。売却額は860億円と推定される。液晶パネルの技術拡散・低収益化を見据えた撤退戦略が成功したと言える。2025/03/20
Yuta
2
有名企業の同業他社を以下2パターンで比較。①成功ケースと失敗ケースでなぜ差が出たのか。②両方成功ケースだが、違う経営戦略により成功。①はコダックと富士フィルム、アサヒビールとキリンビール、GEとフィリップスとシャープ②はエルメスと三越、トヨタ、ファストリ、グーグル2021/05/04
kurosuke
0
企業が持続的成功を収めるために考えるべき原則として、変わる顧客を基軸にすること、シーズ強みを生かして差異作り、現場の競争で少しでも競り勝つ、限られた社内資源を集中させる、人作りに力を注ぐが筆者によってあげられている。また、その実例をいくつか踏まえることにより筆者の考えに具体性をもたせている本。三越の歴史、エルメスの歴史を知れたのが収穫で、さらに最後に資生堂の福原名誉会長の、経営者は知識人である必要はない。最近成功している経営者は、知識や教養はないかもしれないが、他人が見えない未来がみえているんじゃないかな2015/03/28
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- 和書
- 基礎電子工学 (第2版)