内容説明
もう一度、出会いたい。いつまでも、覚えていたい。―物語とヒロインたち。田辺聖子の小説世界、三十年の集大成。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
81
面白かったです。大好きなおせいさんの大好きな世界観がギュッと詰まっていました。ちょっとクセがありながらもキラキラしていいる印象を受けます。改めてジョゼ〜が好きだなと思ったり。『夢のように日は過ぎて』のタヨリさんのサバサバした感じにも好感が持てます。心地よい関西弁とユーモアとときめき。まさに珠玉と言うのに相応しい短編たちが集まっています。2018/05/23
剛腕伝説
14
おせいさんの短編集。身体が不自由で生意気で寂しがり屋のジョゼを描いた『ジョゼと虎と魚たち』が、お気に入り。2023/10/22
さおり
5
『ジョゼと虎と魚たち』の映画が好きで、原作を読みたいと思って。短編だったことに驚き!ジョゼが魅力的。11の短編小説。色んな人の恋愛。「うたかた」が良かったかな。2015/10/04
思惟
0
どう読んでも興味津々で前のめりになってしまう、身近な人の恋の話を聞いているようで。2017/06/30
ひなじゅん
0
評判の良い「ジョゼ~」はあまり波長が合わず、この本を選んで失敗したかと思った。 が、読み進めるうちにそれぞれの短編の相乗効果を感じたな。2015/12/03