感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ceskepivo
7
Think unthinkable,外交とは考えもしないことを考えるのが鉄則と著者は言う。その点、安倍元総理が、当選直接後のトランプとあったことが、その後の日米関係を強固なものとしたことは評価されるべきであろう。その際、現職のオバマ大統領とパールハーバーであったことも特筆されるべき。 また、対ロ関係では、「川奈提案」が実現しなかったのは悔やまれる。 最近の日本外交を俯瞰するには良書。2025/02/24
とある本棚
6
著者自身が「おわりに」で認めているように文章がこなれていないので文意が読み取りにくい点があるのが残念。ただ類書の外交官(出身者)の外交論とは異なり、国際法を手掛かりにアメリカ・ロシア・中国・韓国といった重要国に絞って論点を整理しているのは非常に勉強になる。外務省が各国をどう見ているのか、本書の記述から透けて見える。個人的には特に安保条約、日ソ共同宣言、徴用工問題などの理解が深まった。2025/09/21
Stevie G
2
元外務事務次官が、大学教養課程の教科書として書かれた文章と思って整理しながら読ませてもらいました。順番から言うと、韓国、北朝鮮を中国よりも後ろに持ってこられましたが、これはご本人がこの2か国との交渉で実際に辛い思いをされた、というより理不尽な相手に不愉快な印象をかなりお持ちなのかなという印象が残りました。2025/04/21
koganei_hyogo
2
本書でも予告が繰り返されている次回作においては、衒学的に感じなくもない表現をもう少し薄めていただき、よりすっきりとした文章で書き表わして頂ければなと思います。内容や分量のバランスはちょうど良いです。2024/11/01
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