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内容説明
クラスメイトは、巫女や妹、魔法少女に復讐鬼、ハーレムから電波まで―転校を繰り返す高浪藍子がついにたどり着いた、御伽学園1年乙組は、そんな常識はずれのクラスだった。その上、転校初日、同級生全てを記号化する男、灘に「君が転入生である証拠は何一つない」と告げられる!平和な学園生活を望む彼女の身に起こる突拍子もない連続事件。次第に明らかになる乙組の謎。ここから藍子と31人の愛すべき問題児の記録が始まる。スニーカー大賞奨励賞受賞作「君等の記号/私のジケン」改題。
著者等紹介
東亮太[アズマリョウタ]
東京出身。『マキゾエホリック』で第10回スニーカー大賞“奨励賞”を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海星梨
8
KU。とりあえず、いろんなフィクションの主要キャラを全員1クラスにぶち込んでみよう、まではいいとして、それでやるのがミステリってどういう感性と頭から出来上がったのか、マジ天才。これは一気読み不可避。某高校生探偵の苗字のモリアーティとか、もうそれだけでツボすぎ。2023/11/04
有無(ari-nashi)
3
再読。記号的な生徒が集まったクラスを舞台にしたコミカルミステリ。「勇者」や「巫女」はファンタジー「超能力者」や「人造人間」はSF「女難」や「幼馴染み」はラブコメなど、それぞれが各々の記号に相応しい世界観を持ち行動するが、それが一クラスにまとめられたため支離滅裂な事態となる。さらに、そんなクラスをまとめ事件を解決していく探偵役は、ジャンルの垣根やお約束を無視して、効率的に全てを処理していく。記号=アイデンティティと考えれば深い話なのかも? 当時好きだったのに打ち切られて悔しかったシリーズ。2022/04/19
マインドキャップ
2
読了!ぐはっ‥!完全なる地雷を踏んでしまいました‥。はちゃめちゃコメディーって言えば聞こえはいいですが、そんな甘い作品ではありません。混沌を具現した『ネロ・カオス』の様な作品。何ということだ‥。三巻全部買ってしまった‥。買ったからには読まないといけません‥。地獄が待っている。2016/01/04
cgatocairb
2
Bここまで全部放り込むとは!盛り沢山の登場人物達の活躍が期待されるが、委員長が手段を選ばず強引に解決してしまうのだろうな。あらゆる敵組織もまた出て欲しい。黒幕も良いよね〜。
キスイ
1
単に表紙で主人公がパンをくわえてたりするからかもしれませんが、どことなく昭和の香りがします。登場人物がわかりづらかったり、文章が読みにくかったりはしますが、ありそうで無かった感じのはちゃめちゃな設定は好みかも。2012/04/24