内容説明
いちゃいちゃ禁止令をくらい、密かに禁欲生活を決意するリヒャルト。無邪気に拷問のような新婚ごっこを仕掛けるミレーユ。次なるミレーユの試験は、リヒャルトの元花嫁候補の中から、自らの側近候補を選ぶことだった!!花嫁合宿の途中、本命候補と目されていた令嬢が、リヒャルトの寝室にあらわれた!!一方のミレーユも告白されている現場を見られてしまい―!?W浮気疑惑勃発!?大波乱の花嫁修業編、第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
65
身代わり伯爵シリーズ、13冊目。「もういっそのこと、俺のことしか考えられないようにしてあげようかな」カルピスの原液レベルの甘さを持つ台詞を、茶化すでも脅すでもなく、彼女の瞳を見詰めながら真顔で甘~くささやけてしまうリヒャルト・・・恐るべし!・・・この巻は、ヒーローの家系がDNAレベルで天然系で乙女系で暴走系であることを証明するような巻でした。空回りし続けたあげく「恥ずかしい、消えたい」とうなだれるキリルの報われなさっぷりがあまりにも見事で涙です。でも、「涙です」のあとには「(笑)」が付くような気もします。2011/10/17
まりもん
31
何だか太后殿下による試験が再び行われた。交流会から自分の将来の側近を選ぶというものだった。 ただ気になるのが招待する令嬢をルドヴィックが選出したことだ。 ほとんどがリヒャルトの元お妃候補達なのだから。もうその父親達が何とかして娘を後宮に入れたがる為の思惑で膨らんでいるので予想通りミレーユに意地悪する令嬢も登場。良い人なのに脅迫されたりしてミレーユを陥れることになったイザベラは可哀相だったな。今回のピエロはキリルだったけど。 昔のフレッドをミレーユと勘違いしてずっとミレーユは男だと思い、兄のリヒャルトを騙し2011/10/20
ダージリン
26
ミレーユとリヒャルトの誤解とすれ違い、嫉妬などの騒動がこんなにコミカルで大笑いできる少女小説はあまりないのでは?あと、ミレーユの女官候補の方々の今後の活躍に期待してしまいます。今回、結果的に双子に翻弄されたキリルが哀れでした・・・がんばれ!2010/10/06
みぃー
18
禁欲生活やらキリルの横恋慕?やらでリヒャルトも気が気でないよねー。手紙を見せないミレーユに対して『ちょっと口を開けて』『いつもと違うことをするからです』はシリーズ一番の爆弾発言ではないかな?あードキドキした。2014/07/17
U
17
クリスティン様やドルーシカ様が楽しくて楽しくて。今回は前巻以上に濃かった気がして、すごく面白かったです。何より不憫な暴走キャラキリルの性格が好き過ぎる…!駄目だこの性格ドストライク。恥ずかしい……消えたいのあたりがもう本当にニヤニヤ止まりませんでした。ナイスだー!2010/10/01
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- Marti Guixe