内容説明
パリや郊外の、いたって普通の家の庭から、フランスの長い歴史と伝統や文化に培われ、息づいてきた庭。その庭づくりにまつわるすべてを、撮りためた写真とともに解説。「普通のフランス人たちの庭づくり術」について解き明かした、初めての書籍!
目次
第1章 フランスの都会の庭と、郊外の庭のさまざまなかたち(風光に満ち溢れる、郊外の家の庭;花と緑でもてなす、玄関前の庭 ほか)
第2章 庭、エクステリアの造作物と、植物とのコラボレーション(緑で覆って魅せる、玄関スタイル;緩やかな時の流れ、優美なる階段 ほか)
第3章 公園や公共の場における、緑との調和(壮麗な景観を作る、趣のある街路樹;さまざまな形式の、憩いの公園 ほか)
第4章 フランス人たちに好まれ、生育を遂げる植物たち(フランスで愛される、さまざまな植物;味わい深さが、心に響く植栽 ほか)
著者等紹介
松田行弘[マツダユキヒロ]
東京都出身。造園会社勤務を経て2002年に独立し、庭のプランニングと施工を行う。東京・自由が丘に、庭のデザインとアンティーク家具や雑貨を扱う『BROCANTE(ブロカント)』を開き、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すみの
24
日本庭園のように魅せるのではなく、生活する一部としてのフランス式庭。壁面を這う蔓性植物はいつ見てもステキ。2015/01/04
マリーゴールド
7
昔、数年に1回ヨーロッパ旅行に出かけてた頃、いつからか城郭や教会などいわゆる観光名所より、訪れる場所の街並みや普通の民家やその庭に心惹かれるようになった。門や垣根越しに見える庭や建物の一部を見て、もし中に入れたら、どんなふうになっているんだろうと。この本は、あの時より、もう少し奥まで入って庭や建物を見ているような気分にさせてくれる。フランスの庭で素敵だなと思うのは、そこで過ごす時間を主眼に作られているらしいこと。食事や昼寝、読書や日光浴、家族や友人との語らい。日々の暮らしの中に庭の時間がある、その豊かさ。2014/09/20
二藍
5
目の保養本。庭づくりもけして緑が主体なのではなく。あくまで主役は自分たち、生活の中で緑を楽しめればいい、というラフなスタンスがこのましい。庭は庭でも田舎、郊外、アパルトマン、店先、公園、などなどその環境もいろいろ。大きくて厚くてカラーで、どのページもすてき。2015/04/24
瞬時之介
1
眺めているだけでかなり癒されました。2018/02/10
kei
0
☆☆☆☆2014/05/03