内容説明
謎の修道院“ベルゼブブの頭蓋”から辛くも脱出したヴィクトリカと一弥は、豪華列車オールド・マスカレード号で、一路懐かしいソヴュールへ。そこで出会った乗客たちは、それぞれ奇妙な名乗りを上げる。“死者”に“木こり”、“孤児”に“公妃”。やがて起こった殺人事件、三つの嘘とひとつの真実、いや、もしかしたら、すべてが…?誰もが誰かを演じる仮面舞踏会の夜、深まる混沌にヴィクトリカの推理が冴えわたる。
著者等紹介
桜庭一樹[サクラバカズキ]
2000年デビュー。04年『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が、ジャンルを超えて高い評価を受け、07年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞を受賞。同書は直木賞にもノミネートされた。08年『私の男』で第138回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
勇波
159
久城君、ますます強く逞しくなってるけど、下僕度(?)にも磨きがかかってきてるね。今回セシル先生の登場がないのが少し残念★2014/06/27
テンちゃん
118
『国家の陰謀!』(゙ `-´)/『巻き込まれる者達!』⇨修道院ヽ(`⌒´)ノ脱出!⇨夜行列車オールド・マスカレード号(¯―¯٥) 危機一髪で乗り込む!⇨奇妙な乗客4人(⊙.⊙)「孤児」「木こり」「公妃」「死者」⇨本名を出さない(๑´ڡ`๑)『仮面舞踏会!』⇨殺人事件o(>_<)o『3つの嘘と1つの真実!』⇨列車の暴走!ヾ(。`Д´。)ヴィクトリカと一弥: ((одо;)))列車を止める!⇨取り調べ( ̄へ ̄)謎解き!事件解決!⇨ヴィクトリカ!(,,> <,,)♡一弥!絆が深まる!傑作作品。☆(⌒_⌒)4.52015/12/31
エンブレムT
107
修道院から命辛々脱出中!なはずの物語タイトルが『仮面舞踏会の夜』。「?」と首を傾げていたんだけど、なるほどね~。豪華列車の中で知り合い、孤児、公妃、木こり、死者、と名乗りあう訳アリな乗客たち。目の前で起こる殺人事件。列車の暴走。そして小さな赤い『形見箱』。読者を翻弄する仕掛けが満載です。もっとも、私が1番ビックリしたのは、「離れるときは死ぬ時だ」と心で叫ぶ一弥の高すぎるテンションでしたがw・・・「謎解きが」というよりも、オカルトと科学が反発しながら交じり合う、独特な世界観が面白いです。あと、会話と(笑)2012/08/26
チェシャ猫
106
今回は、事件発生の時はわからなかったけど みんなの証言を聞くとすぐに犯人が分かる内容でしたね。死人の正体もわかるし。わからなかったのは、魔王と王女くらいでしょうか。王女はわからん・・・。二人の絆は深まっているようです。2014/12/17
た〜
97
前作の直接の続編ながら全く別の話。ブロワ侯爵は引き続き暗躍中。ヴィクトリカが久城に対する本音を吐露。それを知らぬ久城クンは相変わらず甲斐甲斐しく、でもどんどん熱を帯びて・・・。そしてアブリルの「私を忘れないでー」というココロの叫びが聞こえてきそう2012/08/07
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