角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 洋食やたいめいけんよもやま噺

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角川文庫 角川ソフィア文庫
洋食やたいめいけんよもやま噺

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044094577
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0195

出版社内容情報

たいめいけんの初代店主が、洋食やで起こる日々の出来事、師匠や兄弟子に教わった心遣いなどを綴ったエッセイ。戦前、戦中、戦後と姿を変えていく東京の街、一軒の洋食やから、変わらぬ下町の人情を描き出す。

内容説明

昭和6年、東京下町に開業した洋食や「たいめいけん」。初代店主が、修業時代に親方から教わったこと、著名人たちとの交友、一風変わったお客さんの思い出、小皿料理やオムレツほか、お店で出した人気メニューの工夫などを、気取らない言葉で綴る。戦争を経て変貌していく街の中、変わらぬ味で人を迎え続けた老舗洋食やの定点観測で、下町の人情を照らし出す―。三代目店主・茂出木浩司氏の特別寄稿を加えた待望の新版!

目次

1(たいめいけんのルーツは「西支御料理処」泰明軒;「おい、しん公、なべを八百屋で買ってこい!」 ほか)
2(昔の出前にはサービス精神がこもっていたもんです;海老フライの旦那と大盛りの旦那 ほか)
3(皿に残った料理を見るのは料理人にはつらいもんです;ステーキのソースでご飯を食べるのがまた格別 ほか)
4(ホット・ビールを飲むとほんとにホッとします;あたしは料理人、なにがなんでも食べなくちゃ ほか)

著者等紹介

茂出木心護[モデギシンゴ]
1911年、東京生まれ。明治学院中等部を中退。1927年、泰明軒本店に奉公。1931年4月、中央区新川に「泰明軒」として独立開業。1948年、日本橋の現在地に移転、店名を「たいめいけん」と改める。電話によるお料理相談、「日本凧の会」の世話役など多方面で活躍。1978年6月、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

35
洋食屋「たいめいけん」の初代店主が語る、お店のてんやわんやや下町の風景、戦中戦後の食糧難をいかに切り抜けてきたか、お客のニーズにどうこたえてゆくか・・・。日々試行錯誤していらっしゃった様子がよく伝わってくる。面白いと思ったのは「お料理一一〇番」。電話で料理に関する質問を受け付けるといった趣向で、これは大変だっただろう。頭が下がる。私もお店で出されたものはできるだけ残さないように心掛けているけれど、もっと作ってくださった側の気持ちに立ちたいと思った。2014/09/20

ホークス

30
本書は昭和7年開店の洋食屋、たいめいけん初代店主のエッセイに、二代目と三代目の短文を併せたもの。街場の料理人らしい正直さと、すっきりした文章が心地良い。今では野蛮と言われる様な、暮らしや商売の様子が興味深い。祭の日の賑やかな情景と、まだ小さかったお店の混雑ぶり。そして随所に出てくる料理がとても美味しそう。カツレツにハンバーグにステーキ等が、昔の人にとってもご馳走だったと分かる。文化や風俗は変わる。今の物差しで裁けば良いとするのは、人間の哀しさから目を背ける事である。自分も段々むかし話が好きになってきた。2017/09/28

ジュール リブレ

29
オフィスから徒歩15分。昼の散歩の途中に、行列を見かけるお店のひとつ。(お向かいの、京都ますたにラーメンも、長い列!)池波正太郎にも書かれた、一皿50えんのボルシチとコールスローは健在で、周りが高層ビルに建て替えられていく中、相変わらずの佇まい。洋食屋さんなのに、横手には麺の文字。名物のオムレツも数種類。そんな名店のオヤジさんの四方山話。性格の現れる書き方でした。この本、近くの丸善に平積み。2015/03/22

ネコタ

28
東京の有名な洋食店「たいめいけん」の初代店主が修行時代のこと、料理のこと、お客さんのことなどを語り口調で書いている本。中でも、お料理110番というのが気になった。どうやら電話して料理の相談になんでも乗ってくれるみたい。面白い問い合わせとその答えが面白かったー。たいめいけん行かなきゃ。2018/04/30

メルル

26
なんて素敵な語り口でしょう。温かさに溢れていて言葉がスルスルと頭の中に入ってくる。現在の店主である三代目に残した遺言も素敵です。仕事も遊びも全力で楽しんでいる様子に好感が持てる。「お料理110番」に感動。あんなに誠心誠意答えてくれるなんて…。いろいろ勉強させてもらいました。客の気持ちを考えてくれる素敵なお店です。2015/12/04

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