角川ソフィア文庫<br> 黒船の世紀―“外圧”と“世論”の日米開戦秘史

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角川ソフィア文庫
黒船の世紀―“外圧”と“世論”の日米開戦秘史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 592p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044003326
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

戦争に至る空気はいかに醸成されたのか。黒船以後の<外圧>と戦争を後押しした<世論>を、日露戦争以後多数出版された「日米未来戦記」と膨大な周辺取材から炙り出した、作家・猪瀬直樹の不朽の名著。

内容説明

“ハワイへの奇襲攻撃”も“東京への空襲”も“日本の敗戦”も、すべては予言されていたものだった―。日露戦争以後、日米で多数出版された「日米未来戦記」。もはや忘れられた存在となった作品群と膨大な周辺取材から、日本人を襲った黒船以後の“外圧”や、戦争を後押しした“世論”を読み解き、戦争に至る空気がいかに醸成されたのかを炙り出す。作家・猪瀬直樹の不朽の大作。

目次

第1部 太平洋へ向かうベクトル(外圧と薄幸の異端児;『次の一戦』の結末;“リー将軍”の冒険;忍びよる黄色い影法師;平和は美しいか醜いか)
第2部 日米未来戦記の流行(欧州の荒野に立ちて;戦争は最大の冒険なり;あるスパイの回想;英国人の『太平洋大戦争』;強い日本を求める空気)
第3部 物語と現実の交錯(東京大空襲を予知して;戦争を知らない作家の登場;ニューヨークで聞いた“怪談”;なぜ真珠湾なのか;オレンジ色の作戦)

著者等紹介

猪瀬直樹[イノセナオキ]
作家。1946年長野県生まれ。87年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2002年6月小泉純一郎首相の下で道路公団民営化委員に就任。07年6月石原慎太郎東京都知事の下で副知事に就任。12年に東京都知事に就任、13年12月辞任。日本文明研究所所長、大阪府市特別顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ころこ

29
500もあった日米未来戦記は、好戦的なもの、荒唐無稽でSF的なもの、緻密なシミュレーションとして一定の役割を果たしたものと様々です。前半、意識的にジョイス、ホーソン、漱石に言及し、純文学に対して見向きもされない大衆文学の潜在性を対置しているようにみえます。日米で代表的な作品である、水野広徳『次の一戦』とホーマー・リー『無知の勇気』が、共に自国が敗戦すると予想していることを意外に受け取ります。米側は日露戦争での日本の勝利後に黄禍論として、日本側はグレード・ホワイト・フリートの「白船騒動」を黒船衝撃の再来とし2020/01/21

junkoda

2
戦前の仮想戦記とその作者達の話。著者の取材の経緯をそのまま辿っているのか、雑多な感じ。プロの仕事は膨大な取材をして、もったいなくてもその大半を捨てる必要があるのかもしれない。2018/04/25

ponte

0
以下備忘録。 ・兵士も国民も国家のために戦った。犠牲を払った。しかし、何も得られなかった。 ・戦争をするつもりなら、するだけの準備が必要だ。戦争をしないつもりなら、しないだけの心構えが必要だ。するだけの準備いもなく、しないだけの心構えもなくただ勢いと感情に引きづられて漫然と始めたこの戦争、こうなる結果に不思議はない。 ・最善の防御は攻撃にあり、万全の勝利は不戦にあり。 ・軍人が国民を引っ張るのだが、国民もまた軍人を引っ張るのだ。 ・日本を追い詰めたのは、外圧(アメリカ)であり、世論(日本)でもあった。2023/08/14

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