角川文庫<br> 瑠璃の雫

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角川文庫
瑠璃の雫

  • 伊岡 瞬【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043897032
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

母と弟の2人で暮らす小学6年生の杉原美緒。母はアルコールに依存し、親類に引き取られた美緒は心を閉ざしていく。そんな折、元検事の永瀬丈太郎という初老の男と出会う。美緒は永瀬の人柄に心を開いていくが、彼はひとり娘を誘拐されており、大きな心の傷を抱えていた。数年後、美緒は事件を調べ始め、余りにも哀しい真実を知る―。家族とは何か。赦しとは何か。今最も注目を受ける気鋭が贈る、感涙のミステリ巨編。

著者等紹介

伊岡瞬[イオカシュン]
1960年東京都武蔵野市生まれ。日本大学法学部卒。2005年『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

346
伊岡瞬さんの3冊目は原題が「七月のクリスマスカード」で初のヒロインが主役の薄幸の少女の成長ストーリーですね。本書は1,2作とはガラリと作風が変わって、おふざけ冗談一切なし真面目一本鎗の家族についての物語です。小学6年生の杉原美緒はアルコール依存症の母と弟の充と3人で暮らし、父は既に家を出て行って再婚しており、幼い日に充が赤ん坊の弟を殺したという気の滅入る記憶を抱えながら生きてきた。母の入院と共に母の従姉妹の薫さんの家に引き取られる。やがて美緒と充は薫さんの知人の元検事・永瀬丈太郎という初老の男と知り合う。2022/01/24

イアン

217
★★★★★★★☆☆☆赦しとは何かを問う伊岡瞬の長編。生後間もない弟を喪った経験を持つ美緒は、心に「闇」を抱えたまま成長する。母の従姉妹・薫の紹介で元検事・永瀬と知り合うが、彼にもまた一人娘を誘拐されるという辛い過去があった…。初期の作品なので、真相に辿り着く過程や永瀬の行動原理(男への金銭提供)などに疑問は感じるものの、重厚な物語で読みごたえは充分。もし今著者がこの作品を書いたなら、もっと小宮親子をクズに描いていたに違いない。第一部の時点ではサイコパスかと思われた彼が優しい心を持って成長していたのは救い。2021/07/10

いつでも母さん

184
そもそも薫による強引な関わり合いからの深入り。おかしい、何か不穏なこの家族・・そう私の脳は点滅する。弟はどうした?気になってページを捲るスピードが加速する。瑠璃の事件の真相には違和感しかないし、この家族の出来事の真実にはまんまと騙された私だった。いや、ツッコミどころはあるのだが、伊岡さんやっぱり読まされちゃう。人は何気なくとんでもないことをしてしまう生き物だと再確認させられてしまう読後感。とにかく充が無事で本当にホッとした。2021/11/13

のり

147
小学6年生の「美緒」が背負うにはあまりにも過酷な現状。救いは親類の「薫」と元検事の「丈太郎」の存在だった。殻に閉じこもっていた心を解きほぐしてくれた二人。しかし「丈太郎」は過去に娘を誘拐され未解決なまま時が過ぎ去った。大事な者を失った共通点をもちながら、祖父と孫程の年の差がありながら友達関係を築きあげる。大人になった美緒は二つの事件の真相に迫ろうとするが…丈太郎夫婦の心情を察すると居た堪れない。口にしない絆もあると教えられた。この先、美緒達には幸せを掴みとってもらいたいし、青い薔薇も咲いて欲しい。2021/02/11

肉嬢★

138
物語に惹き込まれ、第2部以降からどんどん続きが気になり読了。幼い少女が抱えていた心情を思うと何とも言えない…。弟を殺して自分も死ぬという選択肢が小学生や中学生の女の子にあるなんて痛ましい。しかし毒親や過酷な家庭環境で育つとあんなにも歪んでしまうのだろうか。面白かったと言っていいのか分からないが切ない物語だった。2022/06/13

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