内容説明
恋しなくなったのは男のせい？女のせい？年齢差恋愛、パートナーの携帯チェック、浮気、セックスレス結婚という身近な恋愛の問題から、小学生の英語教育、携帯電話所持、愛国心・性教育などの教育問題、はたまたフリーター、ニート、将来の暮らし、人口減少、格差社会まで、悩ましい問題を人気作家が華麗にジャッジ。２０万人が参加した白熱の投票から現代ニッポンが見えてくる、人気コラム待望の文庫化。
目次
恋しなくなったのは男のせい？女のせい？
小学生に英語教育は必要？不必要？
うちのお父さん、イケてる？イケてない？
フリーター、ニートになるのは本人のせい？社会のせい？
年齢差恋愛（十五歳以上）自分ならあり？なし？
愛国心教育は必要？不必要？
夫、妻、恋人の携帯チェックは許される？許されない？
整形手術で美しくなる。賛成？反対？
学歴は必要？不必要？
うちのお父さん、主夫になっていい？ダメ？〔ほか〕
著者等紹介
石田衣良［イシダイラ］
１９６０年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て９７年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。２００３年『４ＴＥＥＮフォーティーン』で直木賞、０６年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんらんしゃ🎡
52
★石鯛とラクダとサイが並んで本屋に入って行きましたとさ…で、この本を選びました（なんのこっちゃ）★古い本だけど古くない。「愛国心教育は必要か否か」ってタイムリーなものもある。９条や中韓問題については、ここが毎日新聞紙上だったってことも考慮すべきだろうね。全般にノリが軽く掘り下げ浅いが、暇つぶしにはいいかもって失礼な話だが。★私の前の仕事では、亀とラクダとサイがよく来ていたよ。2017/03/18
いずむ
17
今回の主役はボクたち読者。石田さんのコメントはあくまでオマケ。こういう本を読むと、“平凡”なボクらからも、珠玉の一言が日々生まれていることをひしひしと感じます。「一本取られた！」と思う言葉、共感できる言葉、どうにも受け入れられない言葉。世の中には人の数だけ考え方がある。それをすこし実感できただけでも“めっけもん”。灰色が大好きな日本人、たまには自分の立場くらい、白黒ハッキリさせるのも大切です。ちなみにボクは石田さんによる文庫版のあとがきに心打たれました。何て書いてあったのか、それは読んでのお楽しみ、です。2012/01/27
太田青磁
14
世の中の考えかたと自分の考えを比べて読むと面白い。個人のことを主張しているメールと社会的視点から物申すという違いもいろいろ楽しめました。少数意見としては、フリーター、ニートは社会のせい、学歴は役に立たない、中国・韓国とは友好関係を築く方が望ましい、教師は聖職というか社会的に敬意を持たれる必要がある、結婚はしたい人がすればいい、パートナーの浮気は多分スルー、今の子どもの方がはるかに幸せ、政治家の常識は世間を超えることはない、生きがいは子どもよりも妻だと思う。みんな違ってみんないい。これに尽きる気がします。2013/05/14
さおり
6
恋愛、政治、日常生活のことなどをアンケートを取り、白黒ジャッジ！いろんな意見があるけど、石田さんは上手くまとめるなあ。読みやすい！考え方は本当に人それぞれなのがよく分かったし、色んなことに対して、自分でよく考えて、自分はこう思う！って言えるようになりたいなと思った。2015/12/03
はちみつレモン
4
毎日新聞の生活家庭面でお題を出し、読者に回答してもらい、石田さんがジャッジをするというコラムをまとめた本。恋愛、仕事、家庭、日々の生活から政治や格差社会に至るまで読者と白黒つけよう！という試みで白も黒もそれぞれ意見が活発で、読者と石田さんの掛け合いも楽しい！なにより未来の明るさへの希望にジャッジを持っていくので、アンケートでどれだけ暗い意見が出てそれに賛同しても未来に希望を持って頑張っていきましょう、と、思えるのがいいですね。石田さんも引用されていたけど、｢みんなちがって、みんないい｣なんですから。2012/05/28
