内容説明
クリクリとよく動く尻に目を射られ、そっと後をつけた女は、同級生服部ヒロシの姉、サトさんだった。ヒロシなら、すぐ帰ってくるよ―。風呂に入っていけと勧められた鍵和田の見たものは、緑色の張りぼての風呂桶。そこに裸のサトさんが入ってきて…。ゆっくりと自分が失われていく恐怖を描く、第12回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。
著者等紹介
あせごのまん[アセゴノマン]
1962年高知県生まれ。関西学院大学大学院文学研究科満期退学。現在、プール学院大学、佛教大学、大阪産業大学の非常勤講師。2005年「余は如何にして服部ヒロシとなりしか」で第12回日本ホラー小説大賞短編賞受賞。同作品を収めた『余は如何にして服部ヒロシとなりしか』でデビュー。大阪府在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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