内容説明
「一度だけ本当の恋がありまして南天の実が知っております」。夏は着古したランニングシャツ、冬は野良着のような作業服、いつもすりきれたズボンをはいていた隻眼の男、山崎方代―。家族も持たず、定職にも就かず、始末のつかない自分に悩みながら笑いとペーソスの文芸に磨きをかけた孤独と無頼の日々、そして一度だけあった「本当の恋」とは?虚言と奇行を繰り返しながら、短歌一筋に生きた異端の歌人に迫る。
目次
第1章 艸庵にて
第2章 生れは甲州
第3章 黒きのれん
第4章 嘘のまこと
第5章 鎌倉名物男
第6章 南天の実
著者等紹介
田澤拓也[タザワタクヤ]
1952年、青森県生まれ。早稲田大学法学部・第一文学部卒業。出版社勤務を経てノンフィクション作家に。『ムスリム・ニッポン』(小学館)で第4回21世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞、『空と山のあいだ 岩木山遭難・大館鳳鳴高生の五日間』(角川文庫)で第8回開高健賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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